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2019年4月14日

硬式野球 18失点を喫し法大に連敗 打線は終盤に粘りを見せる

 硬式野球部(東京六大学野球)は4月14日、法政大学との2回戦を戦い、5-18で敗れた。東大は初回に辻居新平選手(法・4年)の適時打で幸先良く先制。しかし三〜五回に法大から4本塁打を浴びるなど投手陣が踏ん張れない。打線は合計13安打を放ち終盤に粘りを見せたが、投手陣が昨日に引き続き12四死球を与えるなど制球難に苦しみ大敗した。東大は20日午前11時から、早稲田大学との1回戦に臨む。

 

初回、辻居選手が低めの直球を中前に弾き返して先制点を獲得(撮影・石井達也)

 

法大|003460131|18

東大|100002011|5

勝:内沢(法大) 負:小林大(東大)

 

 昨日は2安打完封負けに終わった東大だが、この日は序盤から打線が好調。初回先頭の梅山遼太選手(理・3年)が右前打で出塁し、犠打で1死二塁の好機をつくると、フルカウントから辻居選手が中前に弾き返して幸先良く先制する。二回も安打と四球で無死一二塁とするが、二塁走者の大音周平選手(理Ⅱ・2年)が飛び出したところを挟殺されるといった初歩的なミスが響き追加点を奪えない。

 

 東大の先発はエース・小林大雅投手(経・4年)。二回までは法大打線を無得点に抑えたが、三回1死一塁の場面で相手2番打者に2点本塁打を浴び逆転を許すと、この回はさらにソロ本塁打も浴びて3失点。続く四回も2死一二塁のピンチを招き、前の回に本塁打を打たれた打者に適時打を許すなど踏ん張れずここで降板する。後を託された坂口友洋投手(文・4年)も3点本塁打を許すなど、法大打線は止まらない。法大に傾いた流れを止めるべく五回からは昨日打ち込まれた宮本直輝投手(育・4年)が雪辱を期し登板するも、本塁打などで6点を失い五回終了時点で12点差をつけられる。

 

 初回以降点を奪えない打線は中盤以降粘りを見せ六、八、九回と継続して得点する。六回には連打から2死二三塁の好機をつくると、前日代打で安打を放った井上慶秀選手(文Ⅲ・2年)がこの日も代打で登場。期待に応えて引っ張った打球は三遊間を抜け、続く奥野雄介投手(文Ⅲ・2年)も左前に運ぶなどこの回5安打を集中させ2点を返す。

 

 しかし投手陣は終盤も法大に追加点を許し、得点差は最後まで詰まらなかった。この日登板した投手は全員失点し、12個の四死球を記録。次週以降の勝利のためには、制球難の解消が不可欠となる。

 

(湯澤周平)

 

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