学術ニュース

2020年7月2日

東大ICEPP 新型コロナ解析に参加 ウイルスのタンパク質解析に貢献

 東京大学素粒子物理国際研究センター(ICEPP)は17日、同センターが運用するデータ解析拠点「ATLAS地域解析センター」が新型コロナウイルスのタンパク質解析を行う国際プロジェクトに4月10日から参加していると発表した。ATLAS地域解析センターは欧州合同原子核研究機構のチームの一員としてプロジェクトに参加。チームとして15日時点でプロジェクト中10番目に多い計算資源を提供している。

 

 ICEPPなどが参加するプロジェクト「Folding@home」では、ウイルスが宿主細胞の免疫に抵抗したり、宿主細胞で増殖したりするためのタンパク質の構造解析を実施。新薬開発に向けて、世界中から提供される計算資源を使ってコンピューターシミュレーションを行っている。


この記事は2020年6月23日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を掲載しています。

インタビュー:広い知見を専門研究に活用 総長賞受賞者が考える大学院での研究 坂上沙央里助教(大阪大学大学院医学系研究科)、宮田玲助教(名古屋大学大学院工学研究科)
ニュース:活動制限指針レベル1へ 駒場Ⅰ構内でオンライン授業受講可能に
ニュース:東大ICEPP 新型コロナ解析に参加 ウイルスのタンパク質解析に貢献
企画:院試対策、院での生活…… 現役大学院生に聞いてみた
企画:2020年度大学院入試結果
企画:自らの研究を発信、相対化 大学院での語学活用
キャンパスのひと:森井拓哉さん(農学生命科学・博士2年)

 

※新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、STORES.jpのオンラインストアを休止しております。申し訳ございません。
定期購読の方には登録されたご住所に届けられますが、物流の混乱で遅れが発生する場合がございます。
あらかじめご了承ください。

タグから記事を検索


東京大学新聞社からのお知らせ


recruit

   
           
                             
TOPに戻る