COLUMN 2018年3月12日

【受験生応援2018】初修外国語を決めよう!各言語の特徴・クラスを徹底比較

 東大では初修外国語でクラスが振り分けられるため、2次試験を終えた受験生にとって、初修外国語の選択は入学後の生活を左右する重要な判断です。そこで今回は、それぞれの言語を選ぶ主要な理由やメリット・デメリット、言語によって異なるクラスの雰囲気などを、履修者の声を基にまとました。各言語の比較を通じて、自分に最も向いていると思う言語を見つけましょう。

 

 

フランス語

 

 まずフランス語について見てみよう。クラスの雰囲気は全体的に落ち着いている。男女比は文系のクラスで概ね2:1となっており、東大では男子が少なめで女子が多めのクラスと言える。フランス語を習得するのが大変と言われることが多いためか、選択するのは真面目な人が多い。実際難易度は、英語との発音の違いが大きい点や活用の暗記が多い点でやや難しいと言える。しかし、勉強すれば単位は取りやすく、優をもらえる可能性も十分ある。そしてフランス語には使う機会が多いという特徴もある。英語に次ぐ国際公用語であるのに加え、フランス語を原語とする文献が多いのでそれらを原語で読むといったことも多いだろう。選択する理由としてはフランス語がおしゃれだからという声がよく聞かれる。

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ドイツ語

 

 次にドイツ語を見てみよう。ドイツ語クラスは「お堅い」と言われることがあり、実際真面目な人が多い。1クラスの人数は約25人〜約35人と標準的。女子が全体の2割に満たないクラスがある一方で全体の約半数を占めるクラスがあるなど、クラス間で男女比が大きく異なる。難易度については、文法事項を細かく覚える必要があり楽ではない。ただ、数理科学から社会科学までさまざまな分野の古典のうちドイツ語で書かれているものは非常に多いため、ドイツ語を使う機会は多いと言える。ドイツ語を選ぶ理由には、かっこ良さそうだから、文法の厳格さに引かれたから、などがある。

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中国語

 

 中国語については、クラスの雰囲気は落ち着いている。ただ、いわゆる「お堅い」感じの人は少なく、話してみると面白い人が多い。男女比は一般的なクラスで約4:1。難易度は、文構造や語順が英語に似ているところがあることから易しそうに思えるが、発音や簡体字の暗記が多いため実際には普通といったところだろうか。もちろん覚えるべき事項をきちんと覚えておけば高得点が狙える。現在は日本でも中国人観光客や中華料理店の店員など中国語を話す人が多く、使用機会は多いと言える。中国語を選ぶ理由は簡単そう、今後使用機会がさらに増えそうといったものが多い。

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ロシア語

 

ロシア語はよく変わった人が集まるクラスと言われる。しかし実際には「変人が見たい」といって選択する常識的な人がたくさんおり、結果としてバランスが取れそこまで変わった人ばかりでもない。クラスの人数は理系ロシア語や他の言語が約30〜40人なのに対し、文系だと約60〜70人とかなり多い。言語自体は文字がラテン文字ではない、名詞・形容詞の格変化や動詞の語尾変化が多いなど非常に習得が難しいが、その分成績は甘くつけてくれるので、真面目にやっていれば優上が期待できる。実際に使う機会は日本ではなかなかないが、ロシア料理店を訪れ店員と会話するのもいいだろう。ロシア語を選択する理由は、宇宙工学に興味がある、ロシアの文学・芸術に興味がある、はたまたソ連の歴史や某アニメが好き、などと幅広い。

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イタリア語

 

 イタリア語クラスは個性的な人が多い。1クラスの人数は約40人で東大ではやや多い部類に入る。難易度は、発音がrの巻き舌を除きほとんどローマ字読みで済む一方、動詞の活用が山ほどあるため文法が最大のハードルとなり、やや難しいと言える。履修するきっかけは、オペラが好き、イタリアの歴史に興味がある、イタリアのサッカーチームを愛している、など人によってさまざまだが、明確な意思を持って選ぶ人が多い。イタリア語をマスターすると、『神曲』などのルネサンス期の名作や豊かな文化を原語で味わえるという醍醐味がある。

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韓国朝鮮語

 

 韓国朝鮮語の履修者は東大で一二を争うほど少なく、1学年に40人程度。多くの場合履修者は、「親族に韓国人がいるから」、「昔韓国に住んでいたことがあるから」などはっきりした理由で韓国朝鮮語を選択する。クラスメートが韓国朝鮮語の学習に意欲的なので、気軽に彼らに質問するなどして勉強を助けてもらうことが可能。難易度は、語順が「主語+修飾語+述語」と基本的に日本語と同じであり、学びやすいと言える。授業の復習や単語の暗記をしておけば単位を落とすことはない。韓国朝鮮語を学んでおくとK-POPや韓流ドラマをもっと楽しめるようになるはずだ。

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スペイン語

 

 最後はスペイン語を見てみよう。クラスには明るく行動力のある人が多い。スペイン語の授業中に先生の冗談で大笑いするなど楽しい雰囲気だが、熱心に勉強する人もおり決して不真面目なクラスではない。文Ⅲには男女比がほぼ1:1となるクラスもあるようだ。難易度については、文法が英語と似ている、発音・アクセントが規則的といったことからやや簡単だと言われる。担当する先生によって若干差があるものの、勉強すれば点数・単位が取れず困ることはない。選択する理由は、「他の言語に比べ新しく覚える事項が少ない」「簡単だという評判を聞いた」などがある。

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 今回は東大の初修外国語7種類を全て見てきました。それぞれの特徴やクラスの雰囲気の違いが見えてきたのではないでしょうか。自分に合った初修外国語を選び、充実した東大生活を迎えましょう。

 

2018年3月13日10:40【記事修正】表を差し替えました。

 

 

 

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現役東大生が語るスペイン語学習

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