LATEST NEWS 2017年3月10日

【東大新聞お試し】2016年度学部・大学院入学式を挙行 「人類社会に貢献を」

 この記事は、2016年4月19日号からの転載です。東京大学新聞の紙面を限定公開 お試し読みのご案内の一環で4月28日まで限定公開しています。


 2016年度学部入学式が12日午前、日本武道館(千代田区)で挙行され、新入生3069人とその家族ら5241人の計8310人が出席した。五神真総長と小川桂一郎教養学部長が式辞を述べ、15年にノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章教授(宇宙線研究所所長)が祝辞を披露。同日午後に大学院入学式も行われた。

 

 学部入学式の式辞で、五神総長は「新入生には知をもって人類社会に貢献する『知のプロフェッショナル』になってほしい」と述べた。そのために「自ら原理に立ち戻って考える力」「忍耐強く考え続ける力」「自ら新しい発想を生み出す力」の三つの基礎力を養う必要性に言及。自己を相対化する視野を身に付けるため、教養学部の環境を利用してほしいとした。

 

 小川教養学部長は、生演奏の音楽が観客たちの心を結び付けることを踏まえ、自ら直接触れる「生の体験」の重要性を語った。大学の授業も、出席して直接聞くことで「生」を味わえると説明。「教養学部の間に一つでも心に残る授業に出会えたら、それを通して生涯の師が得られると期待できる」と話した。

 

 来賓の梶田教授は、ニュートリノ研究で自ら問題意識を持ち、研究を続けて成果を挙げた経験を踏まえて「学問や実社会の最先端に立つと、どんなことが問題や課題になるかを見抜く力、予期せぬことに出会ったときにそれを問題として捉える力が必要となる。問題や課題を見つける力を身に付けてほしい」と述べ、新入生を激励した。新入生総代の湯谷猛麿さん(文Ⅱ・1年)は「現代社会の課題の解決を目指して社会をより良い方向に切り開けるよう、日々精進する」と宣誓した。

 

 各科類の入学者数は、文Ⅰが425人、文Ⅱが371人、文Ⅲが504人、理Ⅰが1183人、理Ⅱが563人、理Ⅲが100人の計3146人。女子学生は615人と全体の19・5%になり、昨年の18・4%よりも上昇した。留学生は40人だった。大学院入学式も同日午後に挙行され、新入生4448人の門出を祝った。内訳は修士課程2860人、専門職学位課程345人、博士課程1243人で、うち留学生は526人だった。五神総長は式辞で、忍耐強く研究することの重要性を述べた上で、自分の意思で使える時間がふんだんにある大学院時代を大切にしてほしいと語った。

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