LATEST NEWS 2017年3月10日

【東大新聞お試し】合格者番号掲示再開へ 「胴上げは夢だった」

 この記事は、2016年11月22日号からの転載です。東京大学新聞の紙面を限定公開 お試し読みのご案内の一環で4月28日まで限定公開しています。


 

 東大は14日、2017年度前期試験の募集要綱を公表し、14年度入試から中止されていた合格者番号の掲示を再開するとした。同日の会見で東大は、再開理由を「中止の原因であるキャンパス内の工事が長引く中、工夫すれば実施できると判断したため」と説明。受験生からは「合格して胴上げされるのが夢だったのでうれしい」(鹿児島県在住・高3)など、歓迎の声が上がっている。

 

 番号掲示は、来年3月10日に本郷キャンパスの法文1号館と法文2号館の間で、ウェブサイトでの発表より約30分遅い午後0時半に実施予定。「後期試験の廃止などで状況が3年前と違い混雑の予測は難しいが、安全面の万全を期す」とした。

 

 「中止時にキャンパスには代替できる安全な場所がない、としたが安全面に問題はないのか」という質問には「胴上げ禁止ゾーンを設けるなどで安全を確保する」と回答。「執行部・総長の交代もあった中、変えられる部分を話し合った結果」とも述べた。

 

 兵庫県在住、理Ⅰ志望の高3生は「まさか自分の年から復活するとは。一番乗りで行く」と期待を見せる。大阪府在住、理Ⅰ志望の浪人生は「ウェブのみの発表は不合格者には冷たく感じられた。番号掲示は受験の醍醐味(だいごみ)」と好意的に語る。

 

 現役東大生も高く評価する。ある在学生(文Ⅰ・2年)は「伝統ある番号掲示の復活は楽しみ。キャンパスを活気付ける要因となれば」と話す。別の在学生(文Ⅰ・2年)も「胴上げなどで合格者が合格の喜びを実感する場が復活するのは良いこと」と高く評価した。

 

 

 番号掲示中止の発表は13年7月。東大は「番号掲示を行う弓道場前が総合図書館建設工事の資材置き場となり、安全を確保できる十分な広さの代替地が見つからないため」と中止の理由を説明し、「再開は工事が終了する3年後の入試管理委員会が判断する」とした。当時の予備校関係者や受験生からは中止を残念がる声や合格発表時の東大公式ウェブサイトのアクセス障害を懸念する声が上がった。

 

 今年3月に東京大学新聞社が本部広報課に問い合わせた際は「現時点では検討していない」とされ、入学者選抜要綱でも再開に関する記述はなかった。当初中止理由とされた工事は来年3月以降も継続予定。14日の会見では、工事の状況が以前と変わらないにもかかわらず実施できるようになった理由は、詳しく説明されなかった。(関根隆朗)

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