授業

2025年6月22日

【東大大学院】院生生活紹介 〜 大学院の生活・学習・就活 Q&A 〜

東大院生生活紹介

 

 専門分野に応じて数多くの専攻や研究室に分かれる大学院。そこでの学び方・生活の仕方も人によってさまざまだ。東大からだけでなく他大学から進学する学生、学び直しを志す社会人など、大学院には多様な目的・ライフプランを持った人々が集まる。今回は取材を基に大学院の入試・生活にまつわるQ&Aをまとめた(記事中で取り上げた試験内容などは今後実施されるものと異なる場合があります)。(構成・岡拓杜、取材・佐竹真由子、石井誠子、岡拓杜)

 

大学院の生活・学習・就活 Q&A

 

Q1 最も力を入れた院試対策

 

A. 専門分野についての日本語論述の対策です。今思うと、研究計画書の執筆は自分の関心を的確かつ効果的に伝える練習になるので、もっと力を入れても良かったです。(野口さん、教育学・博士1年)

英語があまり得意ではなかったので、1次試験に必要な TOEFL の対策を計画的に進めました。(廣瀬さん、医学系・修士2年)

筆記試験です。学部で使う生物学の教科書やより発展的な参考書を利用して内容を固め、過去問を解き演習を積みました。(中

林さん、理学系・修士1年)

経済史コースには専門の筆記試験がなかったので、卒業論文を基にした小論文と研究計画書を書くことに専念しました。(豊田

さん、経済学・修士1年)

 

Q2 ゼミ・研究室の選び方

 

A. 個人的な背景や経験に基づく言葉を大切にする現象学への関心を軸に、卒業論文執筆時に所属コースの先生方と研究テーマについてお話しして決めました。(野口さん)

説明会に参加したり、教員に直接メールで面談を依頼したりして選びました。(廣瀬さん)

学部時代に研修生としてお世話になった研究室に入りました。(中林さん)

クィア理論などを学べる総合文化研究科と迷いましたが、指導教員の影響で、大学院でも引き続き経済史を専攻することにしました。(豊田さん)

 

Q3 学習・研究で楽しい瞬間

 

A. それぞれの経験や背景の違いから、物事の感じ方や考え方が人それぞれであることに直面する時です。知らないことがたくさんあることをありがたく感じます。(野口さん)

実際のところ地道な作業が多く、成果を感じにくいのですが、自分がやってきたことが少しずつ積み重なっていく実感があると楽しいです。実験が本格化する中で、結果が出て社会に貢献できたらもっと楽しいんだろうなと思います。(廣瀬さん)

自分の好きな古生物や生き物の体の構造について学べているので、全てが楽しいです。(中林さん)

知識が豊富な先輩の院生などと一緒に研究の話ができるのはとても楽しいです。(豊田さん)

 

Q4. 奨学金・バイトなど

 

A . 修士課程ではインターンを経験し、博士課程では TA(ティーチング・アシスタント)をしています。博士学生支援のプログラムに採択されなければ、休学して学費と生活費を稼ぐことも考えました。(野口さん)

自分の所属する研究室では、学外でのアルバイトが推奨されていないので、授業料の免除制度や奨学金を活用しつつ TA の収入で生活しています。(廣瀬さん)

現時点では奨学金の受給やバイトはしていませんが、博士課程に進むとしたら奨学金の申請をする予定です。(中林さん)

奨学金を取るのが難しく将来は不安ですが、今は RA(リサーチ・アシスタント)として働いて最低限の収入を確保しています。(豊田さん)

 

Q5. 就職活動

 

A.今はしていませんが、修士課程で就活をしていた時は、大学院生向けの求人サイトなどを利用していました。(野口さん)

博士課程進学を目指して研究中なので現時点ではやっていません。(廣瀬さん)

就職を見据えて夏インターンへの応募をしていますが、博士課程進学との間でかなり迷っています。(中林さん)

今のところ博士課程への進学を考えているので、やっていません。(豊田さん)

 

大学院入試対策スケジュール 

 

他大学→理学系研究科 中林さんの場合

 

中林さん_院試スケジュール

 

東大→教育学研究科 野口さんの場合

 

野口さん_院試スケジュール

koushi-thumb-300xauto-242

タグから記事を検索


東京大学新聞社からのお知らせ


recruit
koushi-thumb-300xauto-242


           
                             
TOPに戻る