硬式野球部(東京六大学野球)は、10月12日、立大と1回戦を戦い、2-17で敗れた。東大は先制に成功したものの、立大の上位打線に4本の本塁打を浴びるなど序盤から失点を重ねると、最終的には長短打あわせて20安打を許し、なすすべもなく敗戦した。(取材、撮影・吉野祥生)
前カードの慶大戦は1勝2敗で、勝ち点獲得までもう一歩の東大。慶大1回戦の勝利を自信に、相手エースを打ち崩し先勝したいところだ。東大は松本慎之介(理Ⅱ・2年)が先発し、立大先発・小畠一心に立ち向かう。
1回表、東大の攻撃。1番・秋元諒(文Ⅰ・2年)が死球で出塁すると、続く好調の2番・明石健(農・3年)も四球をもぎ取り、無死一、二塁の好機を作り出す。制球の定まらない立大・小畠の立ち上がりをしっかりと捉えたいところ。しかし、3番・中山太陽(経・4年)、4番・工藤雄大(文・4年)が続けて外野フライに倒れ、2死一、三塁に。立ち直りを見せる立大・小畠の前に無得点かと思われたが、不利な局面でも得点を取り切れるのが今シーズンの東大打線。5番・樋口航介(理Ⅰ・2年)が追い込まれながらも打ち返した打球は、中前へと抜ける適時打となり、1点を先制する。

しかし、1回裏の立大の攻撃。先頭の山形球道を内野安打で出塁させると、3番・鈴木唯斗に左越え2点本塁打を打たれ、あっという間に逆転を許してしまう。
さらに、東大打線が封じられるうちに、3回裏には、1番・山形、2番・小林隼翔に連続で本塁打を浴びて3点差に。試合前まで防御率1点台だった松本慎は3回4失点で降板となり、東大ベンチとしては誤算になってしまった。
奮起したい東大打線。4回表は、1死からこの日スタメンに入った7番・伊藤滉一郎(工・3年)が左前打で出塁すると、続いて8番・松本の代打で起用された小美野晴寛(文Ⅱ・1年)が見事右中間への二塁打を放ち、1死二、三塁の好機を作る。続く9番・井之口晃治(文・4年)の一ゴロの間に1点を返し、2死三塁に。ここでもう1点を返したい東大。1番・秋元が四球で出塁し、2番・明石に期待がかかったものの遊飛に倒れ、この回1点止まりとなった。

4回裏、投手は中根慎士郎(文Ⅰ・1年)に交代。2点ビハインドであるものの、流れを呼び込みたい場面。しかし、先頭を歩かせると、8番・木津寿哉に右越え二塁打を打たれ、無死二、三塁のピンチを招く。すると、9番・小畠の内野ゴロの間に1点を追加されると、さらに1番・山形に左前打を打たれ4点差に。さらに、四球で1死満塁となると、4番・丸山一喜の適時打で1点を追加された。

こうなると、試合は立大ペース。5回裏は、玉置心(理Ⅱ・2年)が登板するが勢いに乗った立大の流れは止められず、木津の右越え適時三塁打や山形の右越え2ランなどで4失点。6回から登板した武田琳太郎(法・3年)も、失策などが絡んで6失点となり、試合が決まってしまった。7回途中からは池田剛志(理Ⅱ・1年)が登板し、3安打を許すも無失点の投球で切り抜ける。

一方の東大打線は、5回以降二塁を踏むことができず、チャンスを作れない。6回から交代した立大の救援陣を打ち崩すことも難しく、流れが一方的なワンサイドゲームとなってしまった。
終わってみると、2-17で大敗。序盤は良かったものの、立大の強力打線が火を噴いた。特に、今季ここまで不調だった立大・山形に5打数5安打2本塁打とめった打ちにされたことは、翌日の対戦にも響く結果となってしまった。投手陣はこの試合の経験を糧として、来季以降神宮のマウンドで花を咲かせて欲しい。











