英国の教育専門誌Times Higher Education(THE)は10月9日、世界大学ランキング2026を発表。東大は総合83.5点で26位となった。3年連続で順位を上げ、2015年の23位以降、最高の順位を記録した。昨年は83.3点で28位だった。

THE世界大学ランキングは教育・研究環境・研究水準・産業・国際性の五つの指標から各大学のスコアを算出する。東大は総合では83.5点(昨年比0.2点増)だった。教育では94.7点(10位、昨年比0.6点増)研究環境では94.2点(14位、昨年比増減なし)と高い順位を残した指標もある。産業は3年連続で100点だった。
一方、国際性の50.8点(昨年比0.4点増)や研究水準の68.2点(昨年比0.1点減)は低評価が際立つ。いずれも上位100位にもランクインできなかった。国際性がたびたび課題に挙げられるが、研究水準の評価も伸び悩む。
総合首位は10年連続で英オックスフォード大学。今年も上位10校は英米の大学が独占した。国際卓越研究大の申請にあたり、東大はランキングトップ10入りを目標としている。THEによれば、日本の上位大学のうち昨年度より順位を上げたのは東大など4%だった。











