東京大学消費生活協同組合(東大生協)は25年度、3年連続の経常赤字を迎える見込みで、さらに来年度には累積赤字に転落する危険があると、1月13日に組合員向けに発表した。
経費削減のため、2月から順次、食堂でのお茶の提供が廃止される。在庫の茶葉が無くなり次第、全店舗が対象となる。お茶がなくなることに驚く人は多い。ある学生は「元々おなかが弱いので調子が微妙な時や寒い時期によく使っていました。温かいお茶がなくなるのは悲しいです」と話す。
生協マネーへのクレジットカードからのチャージも廃止されるが、引き続き銀行口座からの直接入金は可能。これらの廃止により、それぞれ120万円・700万円の経費が削減される。また利用率アップのため、購買のセルフレジ増設や駒場食堂への立食席の導入など利便性の向上が進められている。
東大生協の水口智子専務理事はウェブサイト上でメッセージを発表。赤字の要因として、①コロナ禍後の利用回復の鈍さ、②商品の製造コストや人件費・物流費などの増大─があると説明した。25年度の事業全体の収入は19年度比88.5%なのに対し、経費は98.1%であり、合わせて1.2億円の赤字になると見られている。
東大生協は17年に累積黒字を達成した後、コロナ禍の20年に累積赤字に転落した。その後、22年には2億円を超える累積黒字を達成したものの、23年度以降は剰余金の減少が続いている。このまま赤字が続けば、来年度中に内部留保がなくなり、累積赤字に転落する。 東大生協の運営にあたって、組合員は誰でも総代に立候補できる。東大生協の年度予算や事業計画は、総代会で議決される必要がある。
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