キャンパスライフ

2015年4月2日

コンテンポラリーダンスサークル KomaPAS

 東京大学には、数多くのダンス・サークルがあるが、その中でも珍しい、コン
テンポラリー・ダンスの実践・研究を行う KomaPAS(コマパ―Komaba Performing
Arts Studies)を紹介する。
komapas1.jpg 「コンテンポラリー・ダンス」という言葉を初めて聞いた人も多いだろう。演劇やダンス、他にも様々な分野を横断する表現で、実際に言葉で説明するのはなかなか難しい。雰囲気をつかんでもらうためには、公演の動画を見るのが、一番早いかもしれない。以下は、昨年12月に行われた公演の模様だ。

 代表の岡本さんに話を聞いた。

―KomaPASの作る「コンテンポラリー・ダンス」とはどんなジャンルですか?

岡本「モダンダンス、バレエ、ジャズダンスといった区分にとらわれない身体表現を目指そうとする、実験的なジャンルです。モダンダンスなどのテクニックも取り入れつつ、他の多様な表現と組み合わせて舞台を作ります。例えば、『ただ歩く』というような日常の動作を取り入れたりもします。また、演劇のように、言葉を用いたり、小道具を使うこともあります」

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―どんなメンバーが集まっていますか?

岡本「モダンダンスやバレエの経験者のほか、演劇、ジャグリング、それから映像と、多様な関心、バックグラウンドを持った人が参加してます。全員が他のサークルでも活動していて、その経験をKomaPASで活かしています。ダンサーと裏方、という区別もなくて、それぞれの得意分野を組み合わせて1つの舞台を作っていきます」

―話を聞くと、少し難しそうにも聞こえますけど、初心者でも参加できますか?

「興味があるなら、ダンスのトレーニングや舞台の経験は必要ありません。色々と話し合いながら、自分の表現方法を見つけていけると思います。例えば、前回の公演では、『暗い密室の中でライトを使う』という条件で、一人一人ずつ作品を振り付けました。メンバーの中にはダンスを習ったことのない人もいるのですが、そういった人も、台詞を取り入れたり、道具や影絵を使ったり、といったアイデアで独自の作品を生み出していました」

 

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―普段の活動について教えて下さい。

岡本「年2回ほどの公演を行っています。公演前には、集中的に週2~3回の練習をします。その他の期間は、不定期に集まって、舞台鑑賞をしたり、公演のアイディアを話しあったりしてます」

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メンバーは6人と少人数だが、新しい芸術表現を目指す、とても個性的な人々が集まっている。コンテンポラリー・ダンスをはじめ、前衛的な芸術に興味を持っている人にとっては絶好のサークルだ。

次回公演は5月、これも、東京大学服飾団体fabとのコラボレーションという、他では見られないような舞台になりそうだ。ぜひ足を運んでみてほしい。

連絡先
ツイッターアカウント @_KomaPAS_
ブログ:http://komapas.blogspot.jp
(文責 沖田征吾)

サークルや部活動について、東京大学新聞オンラインで紹介したい方は digital@utnp.org までご連絡ください。

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