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2014年12月17日

『ガンダム』『宇宙戦艦ヤマト』の安彦良和、東大すずかんゼミに来る!

12月19日に開催される第10回東大すずかんゼミに、アニメ『機動戦士ガンダム』『宇宙戦艦ヤマト』に携わったことで有名な、安彦良和(やすひこよしかず)氏が登壇することが明らかとなった。

すずかんゼミとは、東京大学公共政策大学院教授で、文部科学省参与で政治家である鈴木寛氏を主催に迎えた、学生主体の自主ゼミのことである。学生が主体的に授業デザインからプロジェクトの運営まで行うアクティブラーニングの実践の場がその特徴だ。

 

東大すずかんゼミは毎週金曜の5限(16時半~18時)に駒場キャンパス一号館の106教室で開講されている。少数精鋭で多様な学びを自分たちで獲得し、社会に還元することを目指している。

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この安彦良和企画は、「創造リテラシーを育む」と題して、社会を変えていけるだけのアートを作っていく上で必要なリテラシーや智恵について学ぶことを主題としている。

安彦氏は、弘前大学時代にベトナム戦争に反対する学生運動が原因で大学を除籍され、その後手塚治虫プロダクションに拾われたという経歴をもつ。

アニメ『機動戦士ガンダム』『宇宙戦艦ヤマト』に携わった後、専業漫画家へと転身。「歴史好き漫画家」として、満州を舞台に国際外交の裏側を描いた『虹色のトロツキー』や、日露戦争開戦間近の緊迫した情勢を舞台とする現在も連載中の『天の血脈』などの作品を精力的に発表している。

これらの作品を通して、安彦氏は何を社会に伝えたかったのか。鈴木氏との対談形式でそれが明かされる。「思いを込めるから伝わる」という安彦氏ご自身の言葉にある様に、漫画やアニメというツールを用いて、社会に自分の思いや疑問を投げかけていく安彦氏の姿勢が語られる。

なお、本ゼミの模様は、ニコニコ動画にて放送されるので、そちらも参照されたい。 

(文責 沢津橋紀洋)

安彦良和(やすひこよしかず)

漫画家、アニメーター。キャラクターデザインおよび作画監督としてアニメ『機動戦士ガンダム』に携わる。『宇宙戦艦ヤ マト』の絵コンテにも携わる。その後漫画家へ転身、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を2001年から10年に渡り連載する。

 

鈴 木寛(すずきかん)

東京大学公共政策大学院教授, 慶應義塾大学政策メディア研究科兼総合政策学部教授, 社会創発塾塾長、日本サッカー協会理事、元文部科学副大臣。東京大学・慶應義塾大学内の研究会において、平成の松下村塾を目指し、社会・文化・情報・医 療・教育・スポーツを中心に様々なテーマで識者によるゲスト講義を展開している。

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