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2019年11月16日

佐々木元総長らが文化勲章を受章 紫綬褒章には4人

 

 政府は10月29日、2019年度文化勲章の受章者を発表し、東大からは甘利俊一名誉教授と佐々木毅名誉教授が選ばれた。11月3日、皇居で親授式が開かれ、天皇陛下から勲章を贈られた。加えて2日には、2019年度秋の褒章受章者を発表。紫綬褒章には東大から一條秀憲教授(薬学系研究科)、大栗博司特任教授(カブリ数物連携宇宙研究機構)、横山茂之名誉教授、橋本和仁教授(未来ビジョン研究センター)の4人が選ばれた。12月17日に伝達式が行われる。

 

 甘利名誉教授は数理モデルの解析から脳の仕組みの解明を目指す数理脳科学の実質的な創設者。現在注目を集めている人工知能研究の基礎を築いたことでも知られている。

 

 佐々木名誉教授はヨーロッパの政治思想史などを専門とする政治学者。研究成果を基に現代の政治に対しても数々の提言を行った。01年度から4年間は総長を務め、国立大学法人化に伴う改革を行うなど尽力した。

 

 文化勲章は、文化の発展に著しい功績をあげた者に対し、毎年文化の日に授与される勲章。今年はノーベル化学賞に選ばれた吉野彰さんら6人が受章した。紫綬褒章は学術や芸術などで優れた功績をあげた者に毎年春、秋の2回授与される賞。今回は漫画家の秋本治さんら17人が選ばれた。

 

【記事訂正】

2019年11月18日15時32分 記事タイトルが「受賞」となっていたのを「受章」に訂正しました。


この記事は2019年11月12日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を公開しています。

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