学生が教職員とともに東大の未来を考える新たな取り組み「みんなのキャンパス・デザインラボ」が始動します。今回は、このプロジェクトが目指すビジョンや活動内容について、東大学習環境魅力向上ワーキンググループに寄稿してもらいました。(寄稿=東京大学 学習環境魅力向上ワーキンググループ)
《学生×教職員》で創る未来の学習環境 「もっと学びやすい東大って、どんな姿だろう?」
「みんなのキャンパス・デザインラボ」とは
「みんなのキャンパス・デザインラボ」は、正規の授業だけでなく自主的な学習活動も含めた、幅広い学びのための環境を高めるための取り組みです。活動の軸となるのは、次の3つの柱です。
・多様な学びと交流の場づくり:学部を越えて議論できるスペースや、主体的な学びを促す仕組みの構築。
・最先端の学びを支えるICT環境:AI、VR、クラウドなどの最新技術を活用した新しい基盤を構築。
・学びを自らデザインするための支援:履修計画や研究、キャリア設計など、学生一人ひとりの学びを支える仕組みの検討。
これらの観点から、学生の皆さんが日頃感じている課題を出発点に、具体的な改善案を教職員メンバーと一緒に練り上げていきます。
身近な「気づき」が最初の一歩
皆さんは、キャンパスライフの中で次のような思いを抱いたことはありませんか?
「教室にコンセントがもっとあればいいのに」
「オンライン授業で声を出して参加できる部屋が足りない」
「最新のAIやVR機器を自由に試してみたい」
「他学部の授業をより自在に選択できる仕組みがほしい」
こうした素朴な意見や「こうなればいいのに」という思いこそが、活動の原動力です。一つひとつの課題を改善していくことが、未来の東京大学の学習環境をより高いレベルへと引き上げていくことにつながると私たちは確信しています。
なぜ今、この取り組みが必要なのか──学びの環境の転換点
背景には、東京大学で進む学習環境の大きな転換があります。生成AIの急速な進展はもちろん、学生のPC必携化(BYOD, Bring Your Own Device)など、学びを取り巻くとりまく環境は大きく変わりつつあります。
特にBYODを前提とする、教育用計算機システム(ECCS, Educational Campus-wide Computing System)の大規模なリプレイス(2026年3月)によって、「端末室のPCを使う」モデルから、BYODとクラウド基盤を前提とした学習環境への移行が進みます。この変化により、学内には潜在的な余剰スペースが生まれます。これを単なる空き部屋にせず、学生の多様なニーズに応える学びの空間へ変えていくことを検討しています。
また、現在の情報システム(UTASやUTOLなど)において、「必要な情報を探しづらい」「学部・研究科等をまたいだ履修や卒業要件が複雑で、学習計画が立てにくい」といった切実な課題も指摘されています。学びの情報を繋ぎ、興味に応じて学びを自在に組み立てられる環境を整えることは、今まさに必要な取り組みです。
思いの実現を支える体制
本プロジェクトを推進するのは、執行役・副学長の田浦健次朗を座長とする「学習環境魅力向上ワーキンググループ」です。メンバーには教育・情報・施設の各担当部署をはじめ、附属図書館や多様性包摂共創センター(IncluDE)など、学内の多様な専門スタッフが名を連ねています。
学生の皆さんのフレッシュな思いと、大局的な視野を融合させることで、単なる議論に留まらない具体的な実践へと繋げていける体制を整えています。
第1期ラボメンバーを募集中!
現在、この新しい試みに参加してくれる第1期ラボメンバーを募集しています。「何かを変えたい」「少しでも良くしたい」という熱意さえあれば、特別な知識や経験は一切問いません。
東大での学びを自らの手でデザインし、次世代へとつなげていく。そんな「参加しない理由がない」と言えるほど刺激的な体験が、あなたを待っています。ぜひ一緒に、これからの東大の学びを考えてみませんか。
応募について
応募できる方 2026年9月まで引き続き東京大学に在学予定の正規の学生(学部学生、大学院学生。学部から大学院へ進学予定の場合等を含む。)
応募期限 2026年2月16日(月)13時 プレエントリー締切
詳細情報 次のウェブページに掲載 https://utelecon.adm.u-tokyo.ac.jp/notice/2026/01-cdl/
学生のみなさんの応募を、心よりお待ちしています!











