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2021年5月25日

藤井総長が就任会見 行動指針の素案など示す

 東大は5月17日、藤井輝夫総長の就任会見を本郷キャンパスの伊藤謝恩ホールで実施した。藤井総長は東大の今後の行動指針の素案として「対話と創造の海へ」というスローガンを挙げ、対話の重視など就任前から掲げる方針を改めて表明した。

 

(撮影・東京大学新聞社)

 

 藤井総長は演台を使用せず、スクリーンの前に立ちながらプレゼンを行う形式で所信表明を実施。行動指針の素案である「対話と創造の海へ」を実現するための方向性として「対話と共感」「Diversity & Inclusion」(多様性と包摂)「世界の誰もが来たくなる大学」の三つを挙げた。藤井総長はこれらのキーワードについて、昨年度の総長選考時に教職員向けに公開された資料や10月の記者会見、3月に東京大学新聞社が実施したインタビューなどでも繰り返し発言している。所信表明ではこれまで東大が実施してきた施策や新型コロナウイルス流行を受けた学生向けの対応、本年度から開始した「Global Fellow制度」などについての紹介があった一方で、行動指針に基づいて今後実施する予定の具体的な施策については言及がなかった。なお、五神真前総長時代の行動指針に当たる「東京大学ビジョン2020」は就任から約半年後の2015年10月に公表されている。

 

(撮影・東京大学新聞社)

 

 東大が子会社を設立するなどして支援している学内発スタートアップの振興については、東大関連スタートアップの規模を30年には資金調達1兆円、累計700社にまで拡大したいとした。会見の資料によると、昨年時点では東大関連スタートアップは約400社存在するという。

 

 藤井総長は4月から第31代東大総長に就任。4月5日に新型コロナウイルス感染が確認され、4月16日から公務に復帰していた。15年就任の五神前総長、09年就任の濱田純一元総長、05年就任の小宮山宏元総長はいずれも4月中旬に就任会見を開いており、新型コロナウイルス感染により会見が延期されたものとみられる。

 

2015年4月に就任会見を実施した五神前総長(撮影・東京大学新聞社)

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