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2023年1月16日

【競泳】ジャパンオープン、東大から2人出場 収穫得るも決勝進出ならず

 競泳のジャパンオープン2022(50m)が12月1〜4日、東京辰巳国際水泳場で開催され、東大水泳部競泳陣から大川和真(医・4年)、松本恭太郎(理Ⅰ・1年)が出場した。いずれも決勝進出とはならなかったが、松本が100m平泳ぎ(予選)で自己ベストとなる1分2秒94を記録した。(取材・川北祐梨子)

 

 競技1日目の100m平泳ぎ(予選)に出場した松本。小刻みなストロークで、前半を全体22位のタイムとなる29秒08で折り返すも、後半に大きく失速し、順位を全体46位に落とした。それでも自己ベストとなる1分2秒94のタイムを出し、昨年5月の東部地区国公立大学選手権水泳競技大会での記録を0.4秒以上更新した。2日目には50m平泳ぎ(予選)で28秒67を記録し全体37位。ジャパンオープンの長水路標準記録を切る好タイムだ。初出場ながら一定の成果を得た今大会を「そこまで周りに気を取られずに自分のことに集中できた」と振り返った。

 

50m平泳ぎの予選レースに臨む松本。28秒67の好タイムを記録した(写真は水泳部競泳陣提供)

 

 大川は、競技1日目は50mバタフライ(予選)に出場。この秋から練習拠点をスイミングクラブへと移している。50mバタフライでは最近調子を上げており、自己ベスト更新とB決勝(予選9〜16位の選手による決勝レース)進出を狙っていたが、惜しくも自己ベストに0.08秒及ばない24秒80。順位も33位と、悔しさが残った。4日目には日本学生選手権水泳競技大会(インカレ)での出場種目でもある50m自由形(予選)に出場。2021年10月のインカレでベストタイムを記録した後調子を崩し、不安が残る中でのレースだったが、ベストに迫る23秒48を記録。「やっと突破口が見えてきた」と安堵(あんど)の気持ちを口にした。

 

最終日、50m自由形レース直後の大川。不調が続いたが突破口を見い出した(撮影・川北祐梨子)

 4月には日本選手権水泳競技大会が開催される。世界選手権など国際大会の日本代表選手の選考会を兼ねる国内最高峰の舞台だ。松本は50m、100m、200mの平泳ぎ、大川は50m、100mの自由形、50mバタフライの3種目での出場を狙う。

 

 ジャパンオープンは日本選手権水泳競技大会に次ぐレベルの長水路国内大会で、22年で15回目。標準記録を突破した選手のみが参加を許される。これまで東京辰巳国際水泳場で11回開催されてきたが、3月の閉館に伴い、今回が同水泳場での最後の開催となった。

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