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2016年10月22日

硬式野球 13残塁の拙攻で今季4度目の完封負け 法大との初戦を落とす

二回無死一塁で送りバントに失敗しベンチに戻る喜入選手(撮影・関根隆朗)
二回無死一塁で送りバントに失敗しベンチに戻る喜入選手(撮影・関根隆朗)

 

 硬式野球部(東京六大学野球)は10月22日、法政大学との1回戦を戦い、0―8で敗れた。東大は四回を除いて毎回走者を出しながらあと一本が出ず無得点に抑えられ、投手陣は五回以降毎回失点を喫するなど投打に精彩を欠いた。最終節となったこのカードで東大は勝ち点を取れば1997年以来の最下位脱出となるが、後がなくなった。両軍は明日23日午前11時から2回戦を戦う。

 

東大|000000000|0

法大|10201121X|8

 

 先発の小林大雅投手(文Ⅱ・1年)は初回、1死から2本の長打で先制を許す。なおも2死三塁で左中間に鋭い打球を打たれるも、中堅手の下雅意拓哉選手(農・4年)がスライディングしながら好捕し、この回は1失点でしのぐ。しかし三回、2死三塁で左翼手の楠田創選手(育・3年)が打球判断を誤り、打ち取った当たりが二塁打に。次の打者にもフェンス直撃の二塁打を浴び、点差は3点に広がる。

 

 打線は二回に先頭の楠田選手が四球で出塁するも、喜入友浩選手(育・4年)が送りバントに失敗し走者を生かせない。その後も、試合開始前まで防御率7点台の相手右腕から四回を除いて毎回出塁しながら、無死からの出塁は二回と八回の2度にとどまるなど先頭打者が封じられ、波に乗れない。東大が五~八回に計9走者を出しながら1点も取れない間、逆に相手打線は先頭打者の出塁を効果的に得点につなげ五回以降は毎回得点。結局、東大は13残塁の拙攻で今季4度目の完封負けを喫した。

 

(文・竹内暉英)

 

2016年10月28日 15:00 【記事修正】 下雅意選手の所属を「農・4年」に修正しました。

 

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