COLUMN 2016年1月30日

東大受験本番の思い出① どんなに注意してもミスは起こる

二次試験まで残り26日だ。今日からの6日間は、6人の現役東大生に受験での経験を語ってもらう。今日は、理科1類の2年生(当時)だ。数学でよくあるあのミスを…

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  直前1カ月はひたすら過去問。そして、本番前日だけはリラックス。十分対策はし、体調も万全を期したつもりでした。 迎えた当日の朝。カイロや胃腸薬なども確認して、準備万端。そこで「よし、いよいよだ」と気合を入れたのがよくなかったのです。

「今日が勝負だ」と考えると急に襲ってくる緊張。東大対策に集中するべく、私大は一切受けていなかったため、一発勝負でした。長い間対策を重ねてきた実感はあったものの、逆に「浪人するとあの落ち着かない生活をさらに1年も……」と不安を呼び起こしました。

深呼吸して落ち着こうとしても、むしろ過呼吸気味に。なんとか電車に乗っても呼吸は整わず、焦りで電車が遅く感じました。 ようやく駅に到着。落ち着かないものは仕方がないので、何も考えず早足で会場に向かいました。 国語の開始までの時間、不安に駆られて古文の単語帳を流し読み。しかしこれは、忘れている単語が一つでもあると余計不安になるのでよくなかったです。

国語開始。まず漢文、古文の順に片付けて、現代文に時間をかけるという流れは何度も練習していたので、焦りの中でもなんとかこなせました。習慣としてしみこませたものは強いです。 国語の後、数学までの長い昼休み。国語の前の反省を生かし、リラックスに努めました。赤本を開く周囲を気にしないよう、イヤホンで音楽を聴きながら机に伏して、まったり。ようやく余裕が持てました。

しかし、数学で信じられないことをやってしまいます。まさか本番ではやらないと思っていた、解答用紙の間違い。整数問題に長々と解答したところで気付いたのでショックです。パニックで全部消しそうになり「ちょっと待った……!」。 頭を冷やして、本来の大問の方に解答を書き写しました。緊張を落ちつけてから試験に臨めたのが奏功したか、間一髪で冷静な判断ができました。本番でのパニックでは何をするか分からないもの。試験直前は極力平常心を保つことに専心しましょう。 (理Ⅰ・2年:取材当時)

次回も東大生に受験本番での経験を聞きます。

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