COLUMN 2014年3月14日

「語弱」から「語強」になるために必要なこと

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東大生活1年目の大きな部分を占めるのが、第2外国語。その選択によって、クラスはもちろん、成績から恋人まで決まってしまう。入学者にとって超重要な選択事項のひとつです。

選択可能な言語は、スペイン語・フランス語・ドイツ語・中国語・韓国朝鮮語・ロシア語・イタリア語の計7言語。しかし、現状、入試の時に配られるA4一枚の紙しか情報がありません。これだけで決められるでしょうか。

ということで、実際に1年間、第2外国語を履修してきた東大男子学生に、ぶっちゃけトークをしてもらいました。後半となる今回は、具体的な授業の様子、男女比などについても伺います。

参加してくれた方は下記の方々。


スペイン語代表(以下、スペイン.png):理科二類1年。しゃべり方はおっとりだが、成績は優秀。

中国語代表(以下、中国語.png):文科一類1年。夏学期は成績優秀だったが、現在はいわゆる「語弱」への道を歩んでいる。

フランス語代表(以下、フランス.png):文科一類1年。自分への自信に満ち溢れている。

ドイツ語代表(以下、ドイツ.png):文科二類1年。選択への後悔がにじみ出ている。

韓国朝鮮語代表(以下、韓国朝鮮語.png):理科二類1年。唯一、この座談会に参加することをクラスに知られているため、発言が少し控えめ。


―――クラスの人数ってどんなもんなのでしょう?

ドイツ.png:30弱

フランス.png:35

中国語.png:35

スペイン.png:36

韓国朝鮮語.png:12

フランス.png:人数が少ないと、科類を超えて混ざりやすいって話は聞くよね。割と、フレキシブルなのかなあと。あとおれ福岡出身なんですけど、韓国に近いんですよ。九州大とかだと、韓国語を選ぶ人がスペイン語の次に多いらしくて。

韓国朝鮮語.png:実際クラスの人数は12人なんで、少ないですね。20人以下やと優3割ないんですけど、たまたま今年あたった先生は厳しくて、結局優3割くらいになってしまいました。

―――授業は実際どんな感じですか?正直面白い?というか、出席していますか?(笑)

ドイツ.png:モチベーションがなあ(笑)。ドイツ語はみんな真面目で、僕がどんなに頑張っても、優は不可能なので。夏学期の中間テストがあって、その平均点が90点くらいだったので。もう、点数を取るっていう意味でのモチベーションはなくなりましたね…。

中国語.png:出席ほとんどしてないっすね。中国語も意欲が高い人はごく一部です。中国語に時間割くくらいなら、法学の勉強しとこうってなる。

フランス.png:やっぱり、語学強者、「語強」って言われる人が牛耳るようになるよね。特に、フランス語だと、女子がすごく優秀。女子が頑張っちゃうから、もう男子はやる気がなくなる状態といっても過言じゃない。

ドイツ.png:ドイツ語入って一番後悔してるのは、女子が少ないところですね。フラ語とかスぺ語はやっぱ多いじゃん。韓国語とかどうなの?

韓国朝鮮語.png:韓国語は3分の1女子ですね。

ドイツ.png:うらやましい!!

―――女子の話が出たけれど、男女比って実際どんなものでしょう?

中国語.png:5:1くらいですね。

フランス.png:3:1くらい。

スペイン.png:同じような感じ。

ドイツ.png:9:1くらい…。

フランス.png:少ねえ(笑)。やっぱドイ語はなあ…。

ドイツ.png:もっとも、理1ドイ語とかはホント悲惨らしい。やっぱり、文3フラ語に行っとけばよかった…。

スペイン.png:というか前から思うんだけど、これ聞いてドイ語取ろうって絶対ならないよね…。

中国語.png:いや、それでもおれは取りたいよ。

―――…話を授業の方に戻したいんだけれど、年間を通して第2外国語を乗り切るコツみたいのはありますか?

フランス.png:やっぱり、最初につまずかないことじゃないですかね。フランス語とかだと最初に発音できないと、そこから挽回するのはほぼ不可能。

中国語.png:中国語もそうだね。最初で発音とか漢字についていけないと、取り返しがつかない。

韓国朝鮮語.png:その点、韓国語みたく少人数のクラスだと、最初で落ちる人はほとんどいないですね。先生がしっかり見てくれるので。差が出るとしたら、夏以降じゃないですかね。

フランス.png:夏学期死んで、冬学期挽回できるやつなんていないじゃん。夏学期ダメだったら、そのまま「語弱」への道を歩むことになる。

結局、2外のクラスなんて、「語弱」と「語強」の戦いだからな。この時期になると、「語弱」からは「平均点合格」ってワードがよく聞こえてきますよ(笑)。

―――では、「語弱」から「語強」になるには、どうしたらいいのでしょう?

ドイツ.png:名詞の姓や格変化でつまずかないことじゃないでしょうか。あと、文法のスピードが速いので、やはり自習は欠かせませんね。ドイツ語の場合、「語強」を目指すというより、いかして「語弱」にならないような戦略をとるか、の方が大事な気がします。

韓国朝鮮語.png:韓国語は、最初の文字を覚えるとこだけですね。それ以降はクラスの性質上、ほぼ大丈夫です。レベルもドイツ語の水準に比べると、それほど高くはない気がします。やればやるだけ上に行けるはずです。

フランス.png:フランス語も、ドイツ語とかと一緒で男性名詞・女性名詞の違いはあるけど、それ以上に冠詞の部分が難しい。

語学のクラスで気をつけなきゃいけないのが、「インテ勢」かな。インテンシヴコースという、通常のクラスに加えて発展的な内容を学ぶクラスがあります。このクラスを取っている「インテ勢」が、ほぼ間違いなく優を取っていく。つまり、ふつうにやっていて優を取ろうとしたら、「インテ勢」には劣っても、残りの中で上位に行かないといけない。

ドイツ.png:ちょうど、語学のできが席順に現れるよね。うちとかは、デキる人たちが最前列、それ以外が最後列に座るから、真ん中がすっぽり空いている(笑)

スペイン.png:結局、やればできるのが語学。難しいのは、他の科目の勉強もしながら、要領よく「語強」になることです。要領よくテスト勉強をこなし、うまく優を取っていく必要がありますね。身もふたもない結論ですが。


各言語、ポイントとなる項目は違えど、「語強」になるには、要領よく勉強するしかないという、受験勉強と似たような結論になってしまいました。

ただ、今回の座談会参加者に共通していたのは、自分が学んでみたい言語を選択していたということ。新入生のみなさんも、目先の損得にとらわれず、学びたい言語を選ぶのが、結局は「語強」への近道か道かもしれません。

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