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2017年4月8日

硬式野球 宮台投手、制球難で5回途中5失点 打線も4安打2得点止まり

 硬式野球部(東京六大学野球)は4月8日、今季開幕戦となる明治大学との1回戦を戦い、2―6で敗れた。左肩の故障から復帰し先発したプロ注目の左腕・宮台康平投手(法・4年)は五回2死から突如乱れて5失点を喫し、打線も2点を上げるのがやっとだった。東大は明日9日午後1時半ごろから、明大との2回戦を戦う。

 

故障から復活し先発するも五回途中で降板した宮台投手(撮影・竹内暉英)

 

東大|000002000|2

明大|00005100X|6

 

 東大の先発は3月末の社会人対抗戦で完封勝利を挙げるなど好調のエース・宮台投手。ところが今日は序盤から制球が定まらず、二、三回と得点圏に走者を背負う苦しい投球が続く。それでも好牽制などで要所を抑え、四回までを無失点に抑える。しかし五回、2死から3者連続四死球で満塁とすると、相手3番に痛恨の押し出し四球。これで気持ちが切れたのか、相手の4・5番に連続適時打を許して一挙5失点。4回2/3を失点5、被安打4、四死球7、奪三振はわずか1と不本意な内容で降板する。

 

 打線は変則的なフォームから鋭い直球を投げ込む相手先発・齊藤大将投手(4年)の前に五回まで無安打に抑えられるが、失点した直後の六回に奮起。1・2番の連続安打で無死一二塁とすると、3番山田大成選手(育・4年)、4番田口耕蔵選手(育・4年)の連続適時打で2点を返し、相手先発をマウンドから引きずり下ろす。

 

失点した直後の六回表、田口選手の適時打などで2点を返す(撮影・竹内暉英)

 

 なおも1死満塁と攻め立て、打席には宮台投手降板後に救援した濱﨑貴介投手(理Ⅱ・2年)。しかしここはサードゴロ併殺に打ち取られ、明大に迫ることができない。濱﨑投手は3回1/3を1失点にまとめるが、打線は明大リリーフ陣の前に七回以降無安打。チームが目標とする2002年以来の勝ち点に向け、厳しい開幕スタートとなった。

 

(文・関根隆朗)

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