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2021年9月21日

【東京六大学野球】慶大戦 開幕カードは黒星発進

 硬式野球部(東京六大学野球)は9月19、20日、慶應義塾大学とリーグ戦を戦い、1回戦は15−1、2回戦は1−4で敗れた。1回戦は慶大打線の猛攻を受け大量失点を喫した。2回戦は投手陣が粘りを見せるも打線は散発3安打と沈黙。台風14号の影響により、18日に予定されていた試合は20日に行われた。

取材・安部道裕

 

1回戦(9月19日) 慶大打線の勢い止まらず15失点

 

ダイナミックな投球フォームの松岡由機(撮影・友清雄太)

 

慶大|141430101|15

東大|000100000|1

 

 台風一過の晴天の中迎えた初戦は、一回から苦しい展開となった。先発井澤駿介(農・3年)は慶大の1、2番に立て続けに安打を許し、無死から得点圏に走者を背負う。その後暴投で先制点を献上するも、最小失点で切り抜ける。二回はテンポ良く二死を取るが、四死球を二つ与え二死一、二塁に。続く2番を左飛に打ち取ったかに思えたが、左翼手がボールを見失い、走者2人が生還。さらに3番廣瀬には痛恨の本塁打を浴び、この回一挙4点を失う。慶大打線の勢いは止まらず、三回には1点、四回には4点、五回には3点を許す。六回のマウンドに上がったのは、井手監督が新戦力と期待を寄せる松岡由機(文Ⅰ・2年)。力のある速球を武器に、神宮初登板ながら六回を0点に抑える好投を見せた。

 

 一方東大打線は慶大先発の森田を打ち崩せず、140キロを超す速球を前に4安打に抑え込まれた。それでも四回には4番井上慶秀(育・4年)、6番松岡泰希(育・3年)の単打と相手の失策で1点をもぎ取る。しかし反撃はそこまで。その後は三塁を踏むこともできなかった。

 

2回戦(9月20日) 投手陣粘投も打線が沈黙

 

三回二死二、三塁の場面を三振で切り抜ける(撮影・安部道裕)

 

東大|000000001|1
慶大|03000100X|4

 

 先発投手を務めたのは奥野雄介(文・4年)。初回を0点に抑えるも、二回に3点を奪われる。三回、一死から中前打を、二死一塁から二塁打を打たれてピンチを迎えるが、慶大8番の朝日を気迫の投球で三振に切って取り追加点を許さない。五回からマウンドに上がった西山慧(工・3年)が六回に本塁打を浴びるが、それ以降は慶大に得点を許さず東大投手陣は粘りを見せた

 

 先攻の東大は初回、二死から四球、打撃妨害で一、二塁の好機を迎えるも、5番櫻木隼之介(育・4年)は三球三振に倒れ、無得点に終わる。前日の試合で2安打を放った松岡泰はこの日も好調。二回、先頭打者として中前打で出塁する。しかし後続が倒れてこの回も得点できない。何とか1点を取りたい東大は最終回、一死から井上が死球で出塁すると代走の隈部敢(文・4年)がすかさず盗塁を決める。その後代打の中井徹哉(農・3年)が四球を選び、一死一、二塁に。その後重盗を試みるも、隈部は三塁で刺される。しかし攻撃の勢いは失われず、松岡泰の内野安打と相手の失策の間に中井が二塁から本塁まで生還。次戦へつなげる1点を返して試合終了となった。

 

九回代走で起用され盗塁を決める隈部敢(撮影・安部道裕)

 

 1回戦は4安打、2回戦は3安打と打線に活気がない。まだ安打のない主将大音から快音が響けばチームの打撃も勢いづくだろう。

 

・井手監督のコメント

「1戦目は思わぬ出来事があり大差になってしまいましたが、2試合目が東大(の本来)の力だと思って夏のオープン戦を戦ってきました。2試合目くらいの内容を井澤でできると、勝つチャンスは十分にあると思うので、また頑張ります」

 

・大音主将のコメント

「1戦目はこちらのミスや不運で取られてしまったんですが、2戦目はまあまあ締まった試合ができたと思います。とはいえ、まだこちらの(やりたい)攻撃は一部しかできていないので、残りの4カード、作戦だったり自分たちがやってきたことを遺憾なく発揮して、まずは次の立教戦しっかりと勝利を飾りたいと思います」

 

2021年9月22日22:59【追記】2回戦のスコアを追記しました。

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