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2023年10月9日

【六大学野球】東大松岡、142球の熱投で法大に勝利 投打かみ合いリーグ単独5位に

 硬式野球部(東京六大学野球)は10月8日、法政大学とリーグ戦の2回戦を戦い、2ー4で勝利した。先発した松岡由機(経・4年)は1試合142球を一人で投げ抜き、自身初の勝利投手に。一方打線は中山太陽(文II・2年)の二塁打など7本の安打を放ち、今季最多得点に並ぶ4点を奪った。この勝利で東大は立大に勝率で勝り、リーグ暫定単独5位に躍り出た。(取材・川北祐梨子)

 

法大|011000000|2
東大|01012000X|4

 

 東大の先発は、リーグ戦37試合目の登板となる松岡。自慢の速球に変化球を織り交ぜるが、法大打線の粘りを前に序盤は球数がかさむ展開に。三回までに70球を投げ6安打を許すも、重要な場面を締め2失点でしのぐ。

 

 対する東大打線は二回裏、1点を追う場面で内田開智(養・3年)が四球、山口真之介(薬・3年)が安打で出塁。2死一二塁で昨季まで13打席無安打の先発・松岡に打席が回ると、鋭い打球が一二塁間に放たれた。その間に内田開が生還し、試合は1ー1の同点に。貴重な自援護弾となった。

 

 四回表、2ー1で再び1点を追う東大。左安で出塁した内田開が犠打の間に二塁に進むと、首脳陣は中山を代打に送る。低めの変化球をすくい上げた打球は左翼フェンス際への適時二塁打となり、2ー2。試合は再度振り出しに戻った。五回には別府洸太朗(育・4年)の二安などで1死二三塁の好機を掴むと、内田開のバットから快音。右適時打で別府を帰し、2ー3と勝ち越した。その後も内野ゴロの間に一者が生還し、2ー4とリードを広げた。

 

四回裏、代打・中山が二塁打を放ち、渾身のガッツポーズ
四回裏、代打・中山が二塁打を放ち、渾身のガッツポーズ(撮影・五十嵐崇人)

 

 2点の援護を得た先発・松岡。冷たい雨が振り出す中、打線の躍進に応えるように尻上がりに調子を上げ、五回以降は法大打線に1安打も許さない。七回には法大3番・主将の今泉颯太を三球三振に仕留め、球場を湧かせた。2点のリードを見事に守ったまま、試合は最終回に突入する。

 

 九回表、既に133球を投げた松岡が最終回のマウンドへ。姫木陸斗を1球で右飛、武川廉を4球で見逃し三振に討ち取ると、マウンド上で小さくガッツポーズを見せる。迎えた2番・中津大和の打球は外野への大きなフライに。左翼手・中山がしっかりと掴み、勝利の瞬間を迎えた。

 

九回表、この試合最後の一球を投げる松岡
九回表、この試合最後の一球を投げる松岡(撮影・五十嵐崇人)
九回を投げきり、2失点の好投を見せた松岡
九回を投げきり、2失点の好投を見せた松岡(撮影・五十嵐崇人)

 

 

 リーグ戦での東大の白星は昨年秋の対慶応義塾大学1回戦以来、27試合ぶり。東大は1試合当たりの平均安打数が昨秋は5.08本、今春は5.27本に留まっており、攻撃力不足が目立っていた。今季はここまで平均6.00本。長打は依然少ないものの、打力の高い野手を積極的に起用する大久保裕助監督の方針が実を結び始めている。打線をつなげて今季で退任する井出峻監督に52季ぶりの最下位脱出という恩返しを届けられるか、残る試合にも注目だ。

 

試合後、全員で勝利の喜びを分かち合う
試合後、全員で勝利の喜びを分かち合う(撮影・五十嵐崇人)

 

松岡由機投手のコメント

 勝てて良かったです。明日も勝ちます。

 

梅林浩大主将のコメント

 これまで松岡の好投に打線がなかなか応えられなかったのですが、こうして打線が応えて勝利という結果につなげることができて良かったです。勝ち点を目指して頑張ります。

 

大久保裕助監督のコメント

 ようやく投打が噛み合って白星をあげることができました。勢いをつけて、勝ち点を法政戦立教戦で取って最下位脱出を果たしたいと思います。

 

 

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