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2017年3月10日

4年ぶりに番号掲示 3012人が合格 理科で最低点上昇

番号を見つけ、喜び合う親子(撮影・竹内暉英)

 

 2017年度入学試験(前期日程・外国学校卒業学生特別選考)の合格者が10日正午ごろ、東大のウェブサイトで発表され、前期日程で3012人、外国学校卒業学生特別選考で35人が合格した。同日12時30分ごろには本郷キャンパス法文1号館と法文2号館の間で、4年ぶりに合格者番号が掲示された。

 

 正午過ぎ掲示を見にきた受験生らの列は正門から赤門まで達していた。受験生は番号を見て歓声を上げた。復活が期待された胴上げは東大構内で禁止された。禁止理由を東大の担当者は本日の記者会見で「下が固い地面で危険を伴い、通路が狭く混雑するため」と述べた。掲示は来年度以降も続ける予定だという。

 

 昨年度全科類で上がった合格者最低点。文科では高い順に文Ⅰで354・6点(550点満点、以下同様)、文Ⅱで348・5点、文Ⅲで343・6点。各類で昨年度とほぼ変わらなかった。理科では高い順に理Ⅲで407・7点、理Ⅰで347・2点、理Ⅱで335・4点だった。昨年度同様、理Ⅰの方が理Ⅱより高かった。理Ⅱで20・4点上昇など昨年度に続き各類で大幅に上昇した。

 

 全科類での合格者最高点は理Ⅲの482・1点で、昨年度より9・8点上昇。全科類での合格者最低点は理Ⅱの335・4点で、昨年度より20・4点上昇した。

 

 9日は、17年度入学の女子学生への家賃支援の対象となる住居の申込締め切り日。東大の担当者は会見で100室の募集に300人を超える応募があったと話した。申込方法などの詳細は、女子の第1段階選抜合格者に送付するなどして周知したという。来年度も同様の内容で支援継続を検討しているとした。

 

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