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2020年11月3日

秋の紫綬褒章 東大から4人受章

 内閣府は2020年度秋の紫綬褒章の受章者17人を3日付で発令した。東大関係者からは川崎雅司教授(東大工学系研究科)、神田秀樹名誉教授(学習院大学法科大学院教授)、後藤由季子教授(東大薬学系研究科)、小林修教授(東大理学系研究科)の4人が受賞した。

 

 川崎教授は金属酸化物の薄膜作成技術を開発している。薄膜の成長を人工的に制御することで、エレクトロニクスや情報技術を支える新規デバイスへの応用を視野に入れている。

 

 神田名誉教授は会社法の理論的基礎を研究してきた。税制調査会特別委員、法制審議会部会長などを歴任し、国の法制議論に携わった。

 

 後藤教授は細胞の運命制御を研究している。特に脳の神経幹細胞の運命制御から脳の発生や機能を理解することを目指す。

 

 小林教授は環境に有害な有機溶媒の代わりに水を溶媒として使う新しい有機合成手法や、回収・再使用可能な固定化金属触媒を開発している。高効率な反応プロセスの開発にも取り組む。

 

 紫綬褒章は、学術や芸術、スポーツなどで優れた業績を上げた人に毎年春と秋に授与される。今秋は、他に俳優の中井貴一さんらが受賞した。

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