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2014年9月3日

東大の博士課程学生、世界数独選手権で優勝

ロンドンで8月10~14日に開催された第9回世界数独選手権で、森西亨太さん(工学系・博士2年)が日本人で初めて優勝した。森西さんら4人で構成した団体戦でも、日本が2012年以来3度目の優勝を果たした。

600px-PDACLM.svg.png 大会では制限時間内に解けた問題の数を競い、個人戦と4人の総合点数を評価する国別の団体戦がある。森西さんは個人戦で昨年まで3年連続で2位。今年の初優勝に対し「何年かやれば一度は優勝できるかなと気楽に捉えていた。優勝した時は安心感が真っ先に来た」と話している。

団体戦でも日本が優勝。日本は過去07、12年大会でも団体優勝しており、森西さんは12年大会でもメンバーの一員だった。

森西さんは13年度、「数独競技の世界選手権大会における好成績とパズル文化普及への貢献」を題目に総長賞を受賞している。

11~13年大会での準優勝に加え、12年に開かれた中国の政府系機関主催の北京国際数独選手権優勝などが評価された。

数独は縦横9列の正方形のマスに、同じ列や縦横3列の線で区切られたブロックで1~9の数字が重複しないよう当てはめていくパズル。世界数独選手権は06年から実施され、来年はブルガリアで開催される。

(文・編集部)

この記事は、2014年9月2日号からの転載です。

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