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2018年10月19日

THE世界大学ランキング 総合42位に上昇教育・研究で高評価

 英国の教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が9月26日に発表した世界大学ランキングの最新版で、東大は昨年から総合順位を四つ上げ42位となった(表)。アジア内順位も昨年の6位から5位に上昇した。

 

 

 東大は教育・研究の項目でそれぞれ84点(世界16位)、87.2点(同19位)と高評価。この2項目では80〜90点を、評価基準が変わった2011年からほぼ維持している。産学連携では昨年から14.5点増加して67.2点。12年以来の60点超えを果たした。

 

 課題が残ったのが国際性。11年(18.4点)から徐々に評価を上げ、今年は11年以来最高の35・9点となったが、同じ40位台の他大学が同項目で平均75.2点であることを踏まえると、依然低水準にある。

 

 論文被引用では昨年より2.4点低い61.3点。東大の総合順位が23位から43位に急落した16年に、この項目で前年比13.8点減の60.9点を記録。以降も60点台前半で推移している。

 

 国内で上位100校に入ったのは昨年同様、東大と京都大学(世界65位)のみだった。ランキング全体には昨年より14校多い103校が入り、ランクイン数は米国に次いで2位。THE編集長は「日本は、主要大学と有望な新規参入大学、両方の堅実な改善によって好結果を残した」と評価した。

 

 アジア内では、清華大学が昨年アジア首位のシンガポール国立大学を破り首位に躍り出た。他にも北京大学・香港大学が東大の総合順位を上回った。

 

 全体では英オックスフォード大学が3年連続首位で、英ケンブリッジ大学が続く。上位10校は米英の大学が独占した。

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