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2026年2月5日

【東大生から受験生にエール】周囲の環境に支えられて成長を続ける 太田優貴さん(東京大学RoboTech)

 大学受験もラストスパート。あと少しで憧れの大学生活が待っている。ここが踏ん張り時だ。今回話を聞いたのはロボコンサークル、東京大学RoboTechで部長を務める太田優貴さん(工・3年)。周囲の仲間との関わりは、受験でも大学生活でも生きているという。(取材・木下太陽、吉田直記)

 

──RoboTechでの活動内容について教えてください

 

 毎年開催されるNHK学生ロボコンと、世界大会「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト」での優勝を目指して、日々活動しています。専門性の高い仲間がいる環境でロボットを一から製作できることが魅力です。私は2025年の9月から部長を務めていて、部の運営やロボット製作のためのスポンサー活動などを担っています。

 

──25年には両大会で優勝しています

 

 バスケットボールを主題にした競技テーマだったのですが、ダンクシュートに得点が多く与えられるようなルールになっていました。そこに注目して、ダンクで勝つというコンセプトで開発に注力したことが優勝につながったのだと思います。また、先輩方が積み重ねてきたことや、勝ちたい気持ちの人一倍強いメンバー達が一体となったことも大きいです。

 

世界大会ではチームリーダーを務めた(写真は太田さん提供)

 

──東大を志望したきっかけは

 

 受験を意識し始めたのは、高2の夏ぐらいです。模試を受け始めた時期に志望校を書く欄があって、そこで本格的に進路を考えるようになりました。

 

 東大を選んだのは、進みたい学部を大学2年生の夏に決められる進学選択の制度が魅力的に思えたからです。前期教養課程で自分のやりたいことを決められる点に心引かれました。逆に、高校生の自分に志望学部を決めろと言われても、決められなかったと思います。

 

──なぜRoboTechに

 

 小さい頃からものを組み立てる機会が多く、自分にとってものづくりは身近でした。またロボコンの様子を見て、ロボット製作に憧憬(しょうけい)を抱いたこともあります。それもあってか、大学入学後にさまざまなサークルの勧誘を受ける中でRoboTechが目に留まりました。 

 

──東大で学ぶことの最大の魅力は何でしょうか

 

 やはり環境の良さだと思います。授業はもちろん、周囲のレベルの高さや学内設備の良さにも驚かされます。

 

 僕自身、特に環境に左右されるタイプなんですよね。志の高い人が周りにいたら感化されて高みを目指すだろうし、逆に環境次第ではだらけてしまうかなと思っています。その点で、今のような環境に身を置けていることは、自分にとって東大に在籍する大きな魅力です。

 

──受験期はどのように不安を乗り越えましたか

 

 僕がもともと体を動かすのが大好きだったこともあり、受験期を通して運動は適度に続けていました。ただ、決して頻繁ではなくて、たまにランニングをしたり、自転車で長距離を走ったりといった程度です。ちょっと遠い場所に移動して勉強することもありましたね。

 

 もう一つが人と連絡を取り続けていたことです。特に高校の同期とは、直前期や試験の前日も含めてよく連絡を取り合っていました。不安を相談したり、息抜きでたわいない話をしたりして、気持ちを紛らわせていました。

 

──受験期はどのように勉強を進めていましたか

 

 受験勉強を本格的に始めたのが高3の5月ですね。ただ、高2の後半ごろからは部活動と通っていた塾との両立をしっかり意識していました。

 

 受験期は反復を意識していました。苦手分野の学習内容は忘れやすく、同じ間違いを繰り返してしまうと分かっていたので、解けなかった部分は徹底的にまとめ直していました。自分のミスと関連知識を一つのフォルダにまとめ、模試や本番前などで頻繁に見返していました。最終的にはその内容を暗唱できるぐらいにまで、体に叩き込んで対処していましたね。苦手分野の克服は本当に反復に限ると思います。得意分野はあまり深く考えずに、好奇心の赴くまま東大の過去問を解いていました。

 

 普段はあまり計画的ではありませんが、12月以降はスケジュールを緻密に立てていました。1日ごとに計画を立てて、あとはひたすらスケジュールに沿って勉強をこなしました。不安や雑念を抱かせる隙を与えない生活だったので、割と心は落ち着いていたと思います。

 

──入試目前の受験生にメッセージをお願いします 

 

 会場では堂々としましょう。その上で、いつも通りの調子で頑張ってください。特に自分にとってレベルの高い挑戦をしている人ほど、周りの受験生を見ておじけづいてしまうかもしれません。ですが、その不安を一旦忘れて、堂々と試験に臨んでほしいです。

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