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2016年10月1日

硬式野球、2点先制も四死球・失策で自滅 早大との初戦を落とす

二回、小林投手が自らのバットで先制点を奪う(撮影・関根隆朗)
二回、小林投手が自らのバットで先制点を奪う(撮影・関根隆朗)

 

 硬式野球部(東京六大学野球)は10月1日、早稲田大学との1回戦を戦い、2―4で敗れた。東大は二回に3安打で2点を先制するも、四回に二つの失策が絡み追い付かれると、五回には2四球をきっかけに2点を失い逆転された。両者は明日2日午前11時から、神宮球場で2回戦を戦う。

 

東大|020000000|2

早大|00022000X|4

 

 東大は二回、中軸の連打などで2死二三塁の好機をつくると、打席には先発の小林大雅投手(文Ⅱ・1年)。相手左腕の初球に食らいつくと、打球は二塁手のグラブの先をかすめてセンター前に抜ける。2者が生還し、自らのバットで2点を先制する。

 

 小林投手は直球とスローカーブのコンビネーションがさえ、三回までを無失点に抑える。しかし四回、1死から失策と死球でピンチを招くと、中前打で1点を返される。続く打者は二塁ゴロで併殺かと思われたが、ショートからの送球が高くそれる間に失点。五回には2死から2者連続四球を許すと、4番打者の安打で勝ち越される。さらに次の打者の打球は右前に落ち、二塁走者は一気に本塁を突く。ここでライトの山本修選手(文Ⅰ・2年)がホームに好返球を見せタイミングはアウトだったものの、タッチが認められず判定はセーフ。2点を追う展開となる。

 

八回に一打同点の場面をつくるも、主砲から快音は聞こえなかった(撮影・佐方奏夜子)
八回に一打同点の場面をつくるも、主砲から快音は聞こえなかった(撮影・佐方奏夜子)

 

 反撃したい打線は六回、2死一二塁と得点圏にランナーを進めたものの、後続が凡退。八回には1死二三塁で4番の田口耕蔵選手(育・3年)が打席に入るも、内野フライに倒れ後続も打ち取られて走者を返せない。九回も2死一塁から2連続四球で満塁とし相手先発を降板させるも、代打で出た宮台康平選手(法・3年)がサードゴロに倒れ試合終了。好機であと一本が出ず、1点の重みを痛感させられる試合となった。

 

(文・竹内暉英)

 

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