COLUMN 2019年3月5日

【受験生応援2019】現役東大生が語るロシア語学習

  3月10日(日)の合格発表後、11日(月)から15日(金)の間に合格者は入学手続きを行います。その際に書類へ記入する外国語によって所属するクラスが決まります。学生生活を大きく左右する要因になる外国語選択に役立つ情報をお伝えします。今回は、実際に履修した現役東大生によるロシア語の紹介です。


 ロシア語の学習は「Я(ヤー)」「Ц(ツェー)」「Г(ゲー)」といった、見慣れないキリル文字を学ぶことから始まります。ただでさえキリル文字は覚えにくいのに、「С(エス)」「Н(エヌ)」「Р(エル)」といったアルファベットと同じ形なのに発音が違う文字もあるので大変です。さらに、ロシアでは筆記体を使うのが当たり前ということもあり、ブロック体と筆記体を同時に覚えていく必要があります。

 

 単語を覚えるのも一苦労です。英語にない格変化という概念が文法を学ぶ上で大きな難関。格変化とは、いわば日本語の格助詞の役割を単語の語尾で代替すること。例えば「父」を意味する「отец(アツェッツ)」という単語を「父の」という所有の意味にしたいときには「отца(アッツァ)」、「父に」という間接目的語を表したいときは「отцу(アッツゥ)」と変化させます。

 

 ただ、決してロシア語は難しいことばかりではありません。語順は比較的自由で文を作りやすいので、作文は比較的早く上達することでしょう。また、冠詞という概念がないので、英語を学ぶ上で厄介な「a」と「the」の使い分けのような難しさがないのも特徴です。

 

 日本の隣国でありながら、ロシアのイメージを抱きにくいという人も多いのではないのでしょうか。ロシア語を学ぶことは、ロシアの文化を学ぶことになります。ネイティブの先生が語るロシアの生活や文化の話は、驚かされることばかり。例えば、ロシアでは結婚するのが早い人が多く、学生結婚も多いという話にびっくりしました! 記者はもともとロシア文学に興味があってロシア語を選択しましたが、原著を読めるようになること以上に、毎授業での気付きを楽しんでいた気がします。

 

 ロシア語クラスは、文系理系ともに特徴的な人が集まるといわれています。マニアックな言語なだけあって、クラスには確かに面白い人が多い気がします。人と違うことがしたい、何かに挑戦したいという人は、ぜひロシア語を第二外国語に選んでみてはいかがでしょうか。

(文Ⅰ・1年=当時)

 

※この記事は、2017年公開の東大新聞オンライン記事からの転載です。

 

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