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2020年2月21日

東大、合格者受験番号の掲示を中止 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため

番号を見つけて指さす受験生=2019年3月10日、本郷キャンパスで(撮影・東京大学新聞社)

 

 東大は2月21日、2020年度一般入試(前期日程)および外国学校卒業学生特別選考の合格者発表について、本郷キャンパスでの受験番号の掲示を中止すると発表した。本郷キャンパスに大勢の人が集まることで、新型コロナウイルスの感染を拡大させる恐れがあるため。合格者の受験番号は東大のウェブサイトおよび携帯電話サイトでのみ発表される。

 

 本郷キャンパスでの合格者番号の掲示は、総合図書館改修工事の資材運搬通路を確保するために、14年度の入試から3年間中止。17年度からは工夫すれば実施できると判断され、再開されていた。

 

 東大は2月13日、第2次学力試験に際し、受験生に向けた文書を発表。手洗いうがいの励行、外出時や受験時のマスク着用などの感染予防や体調管理に努めるよう求めた。加えて試験日近くに発熱や咳などの症状が出た受験生には、必ず医療機関を受診するよう要請。試験当日はできるだけマスクを持参・着用することを求めた他、試験会場に手指消毒用のアルコール液を用意するとしている。なお、新型コロナウイルス感染症は政令により指定感染症および検疫感染症に指定されており、罹患者は東大の入学試験を受験できない。

 

【関連リンク】

https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/articles/z0605_00026.html

https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/articles/z0605_00025.html

 

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