COLUMN 2016年2月3日

東大受験本番の思い出⑤ ひらめきの神様は長い黒髪をなびかせて

いよいよ二次試験まで残り22日だ。6日間連続で、6人の現役東大生に受験本番の思い出験を語ってもらっている。今日は、理科一類の2年生(当時)だ。

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 受験1日目の国語終了後の休み時間、周りを見渡すと参考書を開いている受験生も見られた。参考書を見て分からないところを発見したくなかった私は、周りの受験生を観察していた。すると、右前に女子受験生が。長い黒髪にパッチリとした目に色白の肌。小中高全て共学だったが、かわいいという定義を逸脱するほどかわいかった。

1時間後、寒いので学内のローソンにホッカイロを買いに行くと、レジに並んでいる彼女の姿が。友達なのか、隣の女子受験生と談笑している。その笑顔のかわいさに思わず昇天してしまった。 気分が高揚しながら試験会場に戻り、数学の試験へ。東大模試で英語の点数が40点の私にとって数学が勝負だった。3問は完答しないと合格が危うい。試験開始の合図後張り切って問題を解く。第1問と第3問は発想力よりも計算力を問う問題で、残り時間80分で解き終わった。幸先が良いと思ったが、あと1問が解けない。第2問が得意の確率だったが、場合分けが複雑すぎる。30分以上考えても解法の手がかりがつかめない。

心が折れそうになったが、ふと顔を上げると彼女の後ろ姿が。「彼女と一緒に東大に行くんだ」と思い諦めなかった。試験終了10分前に対称性を利用した解法をひらめき、解き終わることができた。 月日が巡り合格発表当日。今年は実施されない合格者番号の掲示を見に行っくと、私の番号が。運動部の胴上げ最中は、人生で一・二を争ううれしさだった。後の得点開示では数学が80点後半だったので、3問は完答できたのだろう。

受験ではひらめきが合否を左右することがある。数学は特に一瞬のひらめきの有無で10点以上の違いになる。ひらめきを引き起こす要因はいくつかあるが、心が折れてしまったら、ひらめきの神様は微笑まない。私の場合のきれいな女子受験生のように、心のよりどころを持ち試験に挑もう。ちなみに、合格後この女子受験生を見かけたことはない。落ちたのか、キャンパスのどこかにいるのかは謎のままだ。 (理Ⅰ・2年:取材当時)

次回も東大生に受験本番での経験を聞きます。

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