COLUMN 2019年5月15日

【五月祭おすすめ企画③】最先端の研究を分かりやすく解説

10分で伝えます!東大研究最前線

東京大学大学院生詰め合わせ

@工学部3号館31号講義室

両日午前10時〜午後530

 

熱のこもった発表に多くの聴衆が聞き入る

 

 コーヒーにミルクが入ったまろやかなカフェオレ。一度混ざると、元のコーヒー、ミルクには戻らない。なぜだろう?

 

 そんな導入で始まった話は、いつの間にか熱力学第二法則の説明に移っていた。最後は「原子を操る悪魔」が登場。一見とっつきづらそうな理論物理の最新研究を明快に説き、濱崎立資さん(理学系・博士3年)の講演練習は幕を閉じた。「10分で伝えます!東大研究最前線」では、こんな大学院生の講演がテンポ良く展開される。

 

 大学教員や助教は予算集めや研究室運営などに忙殺されがちで「気兼ねなく、最前線で研究できるのは大学院生なんです」と運営統括の武田泰明さん(工学系・博士3年)。そんな気鋭の研究者たちが「自ら最先端の研究に取り組むからこそ語れる」、自身の研究やその周囲の「面白いと思うこと」を、中高生にも分かるように話していく。

 

 

 来場者を引き込む講演を作るのは簡単でない。2度の練習会では他の講演者から厳しい指摘を受け、分かりやすい講演を徹底的に追求した。冒頭の濱崎さんの講演も「熱力学第二法則の話で聴衆の半分は置いていかれる」「一番伝えたいスライドはどれか明確に」などと指摘を受け、構成を再考することに。「『ここが面白いんじゃない?』と指摘されて、自分の研究の魅力や意義に気付かされたこともありました」と鈴木雄大さん(理学系・修士2年)。異分野を学ぶ学生が集うからこそ、日頃の研究にも役立つ気付きが得られる。

 

 「深さ・広さ・分かりやすさ・とっつきやすさの全てを兼ね備えた、質の高い講演ばかりです」と鈴木さんは自信を見せる。若き研究者たちによる、洗練された発表をご覧あれ。

 

2019年5月16日 15:36【記事修正】第2段落で「10分で伝えます」の「10」が抜け落ちていたため、修正しました。お詫びいたします。


この記事は、2019年5月14日号に掲載した記事の転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。

インタビュー:渋滞学・無駄学の第一人者に聞く 流れを見渡す重要性 西成活裕教授(先端科学技術研究センター)
ニュース:四死球相次ぎ連敗 硬式野球慶大戦 打線の逸機目立つ
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サーギル博士と歩く東大キャンパス:①本郷キャンパス赤門
キャンパスガイ:内山修一さん(工・4年)

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