INTERVIEW / OBOG 2015年10月28日

脚本家森下佳子さん講演会 「脚本家は人々の心のツボを刺激する魅力的な仕事」

10月17日、東京大学ホームカイミングデイが開催され、脚本家の森下佳子さんによる講演会「創作という世界 作品をつくること 演じること」(さつき会主催)が行われた。『世界の中心で愛を叫ぶ』や『仁-JIN』、『天皇の料理番』など数々のテレビドラマの脚本を手がけ、NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』では第22回橋田賞及び第32回向田邦子賞受賞を受賞された森下さん。彼女の生い立ちや作品に込める思いを聴こうと東大生や卒業生、ファンの方など多くの人が集まった。

 

森下さんは幼い頃から演劇に親しみを持ち、東大在学中には演劇サークルに所属する傍ら、自らプロデュース公演を打ち脚本・演出を担当。文学部宗教学科を卒業した後は、株式会社リクルートにて勤務する一方で、脚本家を志してシナリオスクールに通い、『平成夫婦茶碗〜ドケチの花道〜』でデビューを飾る。

 

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講演会では、森下さんが脚本家を志した理由や、実際の脚本作りの工程、手がけた作品の秘話などを、司会を務めた東大OGで声優の深森らえるさんと対談形式で話した。また、平成29年度NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の脚本を手掛けることが決まっている森下さん。「裾広がりの人生を辿る直虎さんの一生を熱く描くことが楽しみでならない」と、その作品を選んだ理由や意気込みなども語った。

 

「将来の展望は?」と聞かれると、「書くこと以外に何か特技を持てるようになりたいです。マッサージ師の資格とか(笑)。脚本家って、人の心のツボを刺激する仕事だと思うんです。だから今度は体のツボを押さえることのできるように…」と笑いを誘った。

 

終始森下さんの明るくて気さくな人柄が感じられるトークが展開され、質疑応答の場面でも参加者から多くの質問が寄せられるなど、大きな盛り上がりを見せた講演会であった。

(取材・文 新多可奈子)

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