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2019年4月23日

文科省・科学技術の状況に関する意識調査公表 「特に基礎研究の状況が悪化」

 文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は12日、日本の科学技術やイノベーションの状況を把握するための、第一線の研究者ら約2800人への意識調査「NISTEP定点調査2018」の結果を発表した。回答率は91.1%。大学・公的研究機関の研究環境への危機感が2年前の調査開始時から続く他、16年度調査と比べ特に基礎研究の状況が悪化したとの認識が示された。

 

 大学・公的研究機関では研究環境について①研究資金②研究時間確保の取り組み③研究の円滑化に必要な人材の確保―を問題視する声が多数。大学の運営業務や授業の負担増加などを指摘する意見が見られた。基礎研究については「基礎研究と企業の応用研究のギャップが大きい」「基礎研究に基づくノーベル賞獲得実績を見ると成果は高い」などの声があった。

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