EVENT 2016年10月1日

東大生が空想する「ありえない未来」のメディアアート 東京大学制作展を11月に開催

 東京大学制作展は、学生が中心となりコンセプト設定・展示物制作・運営を行う、メディアアートを中心とした作品の展示会である。これまで、筑波大学助教・メディアアーティストの落合陽一氏や、電子楽器の制作・演奏を手がけるサウンドデザイナーの中西宣人氏も参加してきた。そして、昨年の「わたしエクステンション」に続き、今年は「FAKE FUTURE」というテーマで開催されることが発表された(公式HPより)。

 

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「FAKE FUTURE」それは「ありえない未来」

学生ひとりひとりが「ありえない未来」を空想した世界を展示します

その提案が「ありうるのか」「ありえないのか」ぜひその目でお確かめください

 

 東大生が空想する「ありえない未来」、非常に気になる。作品の詳細等は徐々に明らかになっていくとのことだが、今年の11/17(木)~11/21(月)のスケジュールは今から空けておきたい。

 

 実は、東京大学制作展は毎年夏と冬の2回開催されている。夏に開催する制作展は「Extra」として、冬の本番に向けた序章と位置づけられている。今年も、2016年7月8日(金)〜7月11日(月) の4日間にわたり、東京大学制作展 Extra 2016「補序線」が開催された。著者は実際に会場を訪れたので、今回の記事ではそれらの作品の一部を紹介したい。

 

 まず、コンセプトは「補序線」をテーマに企画・展示が行われた。線を引きながら実体に迫っていくことは、プロトタイピングを通して思考のガイドラインを固めることであると捉え、夏のExtraは冬の本番に向けた「序章」であるという意味を込めて、「補助線」ではなく「補序線」と名付けられた。

 

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 それではコンセプト文とともに作品を紹介していこう。

「READY TO CRAWL」

 通常、機械は複数の部品を組み立てることで完成する。 しかし、3Dプリンタでは、異なる部品であっても、初めから連結した状態で一体成形することが可能である。「READY TO CRAWL」は、動力源のモーターを除いた、機構からフレームに至る全部品を3Dプリンタで一体成形することで、生物のように完成された状態で生まれるロボットを目指した。独自の機構を軸に、様々な歩行様式のロボットを展開し「生物らしい動きとは何か」を探る。

 

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「一回音楽」

 レコードやカセットテープ以降、音楽は何回でも再生できるものになった。もし、一度再生した音楽メディアが二度と再生できないとしたら、人はどう音楽に向き合うのだろうか。 鉛筆削りをモチーフに「音楽とは何か」を考えた。

 

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「わたしは化物になりたい」

 あなたの窮屈なからだ、その奥に、化物はいないか。身体が内面にある凶暴さ、恐ろしさを曝け出すとき、 「それ」は影となって受肉する。

 

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「ふぁぼらせったー」
 Twitterの「ふぁぼ」の重みを感じたことはあるだろうか?親友からの何気ない「ふぁぼ」、少し疎遠な知り合いからの意味深な「ふぁぼ」、赤の他人から差し出された謎の「ふぁぼ」。タイムラインに流れていく「ふぁぼ」に物理的なカタチを与えた。積み上がったハートは、さながらネット時代の千羽鶴。 あなたはどのような重みを感じるだろうか?

 

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 今回紹介しきれなかった作品については、ぜひこちらを参照いただきたい。

 

 夏に続いて、今年も冬の東京大学制作展がやってくる。ぜひ会場を訪れてメディアアートを体験しよう。

 

櫻井瞭(学際情報学府・修士1年)

 


第18回 東京大学制作展 「FAKE FUTURE」

日時:11月17日(木)~ 21日(月)(11:00 – 19:00)

主催:東京大学大学院 情報学環・学際情報学府

入場無料

会場:
〒113-8654 東京都文京区本郷 7-3-1
東京大学本郷キャンパス工学部2号館 (2階 展示室、フォーラム、9階92B)

アクセス:

東京メトロ南北線 東大前駅 徒歩7分

東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線 本郷三丁目駅 徒歩8分

東京メトロ千代田線 根津駅 徒歩8分

東京メトロ三田線 春日駅 徒歩8分

ウェブサイト:http://www.iiiexhibition.com/

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