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2021年11月29日

【アメフト日大戦】完敗で最下位確定、今季は全敗

日大守備陣と激しい攻防を繰り広げる東大攻撃陣(撮影・園田寛志郎)

 

 アメリカンフットボール部(関東学生1部上位TOP8)は11月28日に日本大学との7位決定戦を戦い、34─9で敗れた。前半は互いに激しく攻め合い、中盤まではなんとか食らい付いたが、終盤で引き離され勝利をつかむことはできなかった。今季は全敗となり、TOP8最下位が確定した。(取材・清水央太郎)

 

日大|10 7 0 17|34

東大|6 0 3 0 |9

 

 ブロック戦を全敗で終えた東大のこの日の対戦相手は別ブロックで同じく全敗の悩める名門、日大。両チームにとって絶対に負けられない一戦となったこの試合は、第1クオーター(Q)から両チームが対照的な攻撃を繰り広げ合う展開となった。後攻を選択した東大はパワーとスピードで上回る日大のランプレーを止められず、開始2分でタッチダウン(TD)を許してしまう。その後も攻撃を受けるが攻められっぱなしでは終われない。5分の攻撃では、相手守備陣を完全に出し抜きフリーになった馬渡健裕(工・4年)へ60ヤードのTDパスを通し、食らい付いてみせる。

 

 無人のエンドゾーンへ駆け抜ける馬渡(撮影・園田寛志郎)

 

 第2Qでは相手のパントリターンでのミスにとっさに反応する好プレーなどもあり、チャンスをつくるもなかなか得点にはつなげられない。逆に8分には東大もパントリターンでファンブルを取られ、ピンチを背負う。守備陣は粘りを見せたもののTDを奪われ、リードを11点に広げられ前半を終えた。

 

 第3Qでも、敵陣深くまで攻め込むもエンドゾーンは遠く、更にフィールドゴール(FG)まで外れるなど悪い流れが続く。それでも守備陣はこの試合で初めて日大を無失点に抑えると、残り2分で相手のファンブルをリカバーし好機を演出。この守備陣の奮闘に、今度はキッカー・田上椋(法・3年)が37ヤードのFGで応えて見せた。

 

 しかし逆転への望みを残して迎えた最終第4Qで日大に力の差を見せつけられる。自陣から攻撃権を更新できず逆に日大には攻め込まれる展開が続き、二つのTDに一つのFGで差を25点に広げられた。この試合、そして4年生にとっても最後のドライブ(一連の攻撃)では敵陣まで侵入するも、インターセプトを奪われそのまま試合終了。一度も勝利の美酒を味わえないまま今季を終えることとなった。

 

【今季総括】

 「力負け」。今季全試合を取材した記者が記事執筆の際、おそらく最も多く使った言葉だ。それほどまでにTOP8の壁は厚かった。それでも彼らは日々のトレーニングの証しである屈強な体で、幾多の陣形を何度も入れ替え格上に挑み続けた。そしてFGよりもTD、善戦ではなく勝利を追い求め続けたウォリアーズの姿には心を動かされた。

 

 TOP8での戦いは来年も続く。今季の敗北の記憶は間違いなく後輩たちに受け継がれるはずだ。来季こそは勝利の一報を届けるためにも、引き続きウォリアーズの挑戦を追っていきたい。

 

奮闘する東大守備陣(撮影・園田寛志郎)

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