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2022年5月7日

【六大学野球】東大─早稲田戦 2戦連続の引き分け 決着は持ち越し

 硬式野球部(東京六大学野球)は430日、51日、2日に早稲田大学とリーグ戦を戦い、1回戦は222回戦は66で引き分け、3回戦は4―0で敗れた。1回戦は投手戦、2回戦は一転して点を取り合う展開となり早大相手に互角の戦いを見せた。東大が2戦連続で引き分けるのは史上初めて。4回戦は立大戦終了後1日おいて行われる。(取材・清水央太郎 情報は5月1日現在)

 

1回戦 起死回生の同点弾 2戦目以降に望みをつなぐ

 

早大|1 0 0 0 0 0 0 1 0|2

東大|0 0 0 0 1 0 0 0 1|2

 

 先発の井澤駿介(農・4年)は初回、安打2本と四球で1点を失う。その後も毎回のように走者を得点圏に背負うが、その後は粘りの投球でスコアボードに0を刻んでいく。五回表には松岡泰希主将(育・4年)が自慢の強肩で相手の盗塁を刺す場面もあった。その裏、四回途中まで一人も出塁できな かった打線が奮起。別府洸太朗(育・3年) の適時三塁打で試合を振り出しに戻した。

 

 しかし中盤以降、何度も好機をつくり出すものの得点には至らない東大は八回表、勝ち越しを許してしまう。1点ビハインドで逃げ切られるかと思われたが、九回裏にドラマが待っていた。1死走者なしの場面で打席に立った阿久津怜生(経・4年)が内角高めの直球を振り抜くと、 打球は観客のどよめきと共に右翼スタンドへ。勝利こそつかめなかったものの、勢いをつけて次戦につなぐ一発となった。

 

2回戦 あと一球で逃した今季初勝利

 

東大|0 3 2 1 0 0 0 0 0|6

早大|2 0 1 0 0 1 0 1 1|6

 

5月1日二回2死満塁、同点適時二塁打を放つ宮﨑(撮影・園田寛志郎)

 

 初回に2点を失った東大は二回表、2死満塁のチャンスで1番宮﨑湧(育・4年)、 2番中井徹哉(農・4年)の連続適時打でいきなり試合をひっくり返すと、三回にも スクイズなどで2点を追加。この回にはここまで不調だった松岡泰希に今季初の安打が飛び出した。投手陣も、リーグ戦初登板の綱嶋大峰(法・4年)が2回 を無安打に抑える好投を見せるなど、投打がかみ合い3点をリードして前半を終えた。

 

適時打を放ちガッツポーズを見せる宮﨑(撮影・園田寛志郎)

 

 六回からは前日完投したエース井澤をリリーフで投入。しかし守備の乱れもあり六回と八回にそれぞれ1失点。リードを1点にまで縮められてしまう。それでも九回裏、マウンドに立った井澤は2死二塁のピンチを背負ったものの 早大の9番印出を2ストライクまで追い込んだ。

 

 ところが、勝利へ向けて投じた一球はうまくすくい上げられ、打球は無常にも二遊間を割ってしまう。中堅手・別府の懸命の返球もあとわずかのところで間に合わず、つかみかけていた今季初勝利はあと一歩のところですり抜けてしまった。

 

八回のピンチに好守備を見せた梅林を歓喜で迎える東大ベンチ(撮影・園田寛志郎)

 

 2戦合計で8失策と守備の安定感こそ欠いたものの、打線がつながり2戦とも8安打を記録。また、井澤以外で軸になりうる投手も台頭するなど、今後が楽しみな結果となった。

 

 今季のリーグ戦はどちらかの大学が先に2勝するまで試合を続ける勝ち点制。東大が2戦連続で引き分けるのは史上初めて。

 

・井手監督のコメント

 今シーズンは早稲田がやや低調で、ここから勝ち点を取れば最下位脱出だと心して向かった早稲田戦ですが、追いつき追いつかれで2試合引き分けてしまいました。今日(2回戦)は五回で3点のリードのところを昨日完投の井澤に託しましたが、守備の乱れや不運もあって追いつかれてしまいました。しかしチームとしては打線もつながり出し、走る野球も続けているので、また原点の投手を中心とした守りを見直して勝ちにいきたいと思っています。(5月1日時点)

 

・松岡主将のコメント

 最後勝ち切る難しさを改めて感じました。今日(2回戦)は勝たないといけない試合でした。ただまだ両校とも勝ってないわけで、ここから2勝すれば勝ち点です。まだ勝ち点は見えています。そこを貪欲に追い求めていきたいと思います。(5月1日時点)

 

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