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2022年9月30日

【キャンパスのひと】演劇と現代詩に魅了され 栫伸太郎さん(文・3年)

 

 演劇サークル「劇団綺畸」(きき)で役者として活躍する傍ら、脚本や演出も手掛けた。昨年度の冬公演では、夜が支配する世界に太陽を取り戻す物語『FORE』を上演。コロナ禍で活動に対する消極的な風潮が広がったことを踏まえ、行動を起こすことの重要性を訴えた。

 

 演じることに興味を持ったのは中学生の時。声優が演技について語るのを聞き「自分でないものを演じるとはどういう感じだろう」と思った。高校時代は地元の演劇スクールで発声やせりふの読み方など基礎を身に付けた。

 

 高校から現代詩に関心を持った。「現代詩の魅力は本来言葉で表しきれない感情を表現できるところです」。現在はモノローグを利用して現代詩の要素を取り入れた演劇を構想している。

 

 今後は自ら劇団を立ち上げ、駒場祭で3人芝居の公演を行う予定。登場人物を少なくし、生身の人間からあふれる身体的エネルギーを表現したいと考えている。独自の表現を追求する姿勢には気迫がこもる。【ず】

 

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