「東大には変わった人が多そうだった」。小2から8年間不登校になったことや、特別支援学級に在籍した経験から自分は「普通」ではないと感じ、劣等感を抱き続けた。そんな自分を受け入れてくれる場なのではないかと期待して東大に進学するも、周りとのコミュニケーションなどで苦しみを味わう日々を送る。
他方、サークル活動での個性的な面々との出会いは自身のよりどころとなった。「大学では仲間に恵まれた。それ以前ではありえないことだった」。こう語る口調はどこかうれしそうだ。
歌舞伎町でのフィールドワーク、出版甲子園、映画制作など、興味を持ったことには精力的に挑戦し続けている。「自分のような境遇の人に学術・芸術面から貢献したい」という思いが原動力だという。
「日本一の大学生」だからと幸せ者の印象を抱いていた東大生になっても、生きづらさは消えなかった。それでも、そして自分自身の人生に全力で向き合い続ける。楽しさも含んだ、かけがえのない学生生活だ。 【加】
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