来年1月2日、3日の第102回箱根駅伝で、東大から、秋吉拓真(工・4年)と本多健亮(工学系・修士2年)の2名が関東学生連合チーム(学生連合)に選出された。箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟が12月11日に発表した。東大の選手が学生連合に選出されるのは、「赤門たすきリレー」が実現した前回に引き続き2大会連続。前回、秋吉は8区を区間7位相当で駆け抜け、今回が2回目の選出。本多は学部時代から東大陸上部で実力をつけ、初めての選出となる。
今回から学生連合の選手編成方法が変更となった。「チーム枠」と「個人枠」が新たに設定され、東大の両選手は計6枠ある個人枠での選出。予選会では秋吉が1番目、本多が6番目のタイムで、切符を勝ち取った。個人枠には各校からは1名のみしか認められないが、東大と東大大学院は別チームとして、1名ずつが選出された。また、出走条件が緩和され、本戦の出走経験のある選手も、2回まで出走が可能になった。秋吉は前回の箱根駅伝に出走しているが、変更により選出対象となった。
学生連合メンバー16人のうち、実際に出走できるのは10人。各区間のエントリー走者は29日頃に発表される予定。区間エントリーでは補欠でも、当日の変更により出走する可能性がある。
両選手からのコメント
メンバー入りした秋吉、本多両選手からコメントをいただきましたので、以下に掲載します。
秋吉拓真選手(工・4年)
今年度になってルールが改正され幸運なことに2度目の箱根路を走るチャンスを掴(つか)むことが出来ました。昨年度より力をつけている実感はあったので、入学時からお世話になっている本多さんとともに無事自身2度目の選出を決めた時はほっとしました。今年の箱根駅伝を走ってから大きな怪我もなく順調に練習を積めた分、スピード、スタミナともに成長することが出来たと思います。箱根駅伝本戦では昔からの憧れである1区を走りたいと思っています。ただ、どの区間であっても支えてくれた多くの方々に喜んでもらえるような思い切った走りをしたいと思います。区間賞相当、区間新記録というのを積極的に狙っていきます!

本多健亮選手(工学系・修士2年)
一緒に練習してきた秋吉と2人で学生連合チームに入れたことに、達成感と安堵を感じています。この一年、学生連合で箱根を走ることを目標に練習に取り組んできたので、まずその目標に近づいたことは自分の自信にもなりました。学生連合チームという貴重な機会をいただけたことに感謝しつつ、この経験をチームに持ち帰りたいと思います。箱根本戦を走れることになりましたら、自分の持ち味である粘り強い走りを見せたいと思っています。希望する区間は10区です。1年生の時初めて箱根駅伝の補助員をやり、ゴールテープを切る選手を見届けてから憧れていました。箱根を走れる貴重な機会を頂きましたら、学生連合で走るというこれまでの強い思いをぶつけるような、最後まであきらめない走りを見せたいです。
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