授業

2024年3月20日

履修はどうやって決める? 科類別履修例を紹介!(文Ⅲ・理Ⅰ編)

 

 東大の特色の一つは教養学部前期課程のリベラルアーツ教育にあるだろう。分野を横断し、文理に関わらず履修科目を選べる。一方で膨大にある履修科目の中からどのように選べば良いのか迷う人も少なくない。そこで各科類の東大生の履修例を紹介する。(1Sは1年Sセメスター、1Aは1年Aセメスターを意味する。セメスターは4ヶ月単位の授業期間。時間割は全て1Sのもの)(構成・峯﨑皓大、取材・岡嶋美杜、曽出陽太)

 

文Ⅲ×興味重視 バランス良く興味のある授業を

 

 前期課程修了に必要な単位を余裕を持ってそろえることを最優先に文理両方の科目をバランス良く取りつつ、興味のある授業を選んでいきました。必修の授業に加え、基礎科目である社会科学と人文科学を1コマずつ取りました。修了には理系寄りの総合科目も取る必要があり、看護学や生物学の授業を履修しました。また文学に関心があるので、文学に関する授業は積極的に取りました。自分の興味に合う授業は予習復習が大変でも頑張れたので、積極的に取って良かったです。

 

 言語の勉強に力を入れたい人には、各第二外国語のものが開講されるインテンシブの授業がおすすめです。ロシア語選択の私は、必修の授業で習った文法事項の理解を深めつつ、インテンシブの授業でリスニングやスピーキングの力も身につけました。授業は週に2コマで、それぞれ日本人の先生による文法事項の復習とネイティブの先生による会話練習が行われました。必修と合わせて言語の授業を週に5コマも受けることになるので、何度も復習ができます。テスト範囲も、必修の授業とインテンシブで被っている部分が多く勉強しやすかったです。

 

 英語で論文を書くALESAでは、駒場アカデミックライティングセンター(CAWK)を活用しました。CAWKでは、論文執筆などライティングの課題に困難を感じる教育系の論文を書こうとしていたが明確なテーマが決まらず悩んでいたときにCAWKを利用しました。親身になって一緒に考えてくれたので、相談に行って大正解でした。ALESA(理系はALESS)の提出締め切り間近は混むので、困ったら早めに行くのをおすすめします。

 

 最後に、履修登録は一人では難しいので、先輩にやり方を聞きながら登録することを勧めます。

 

 

理Ⅰ×コマ数を重視 多様な「大学の学び」を味わう

 

 将来、教育目的のゲームを作りたいと思っていたのですが、ゲームに関わる数々の分野の中でどれを学ぶか決め切れなかったので、進学選択の制度があって情報系の学科への進学に有利な東大の理Iを選びました。1Sは「1年生の後半になってくると新たにやりたいことができてくると思うから今のうちに単位を取っておくべき」という先輩のアドバイスを受けて上限ギリギリまで履修しましたが、疲れを感じたので1Aでは単位数を少し減らしました。しかし1Aには必修として2時限連続で行われる基礎実験があり、思ったようにコマ数が減りませんでした。授業でゲームにも通じるプログラミングの基礎などを学習するうちに、これだけを専門として学んでいくことに疑問を感じたため、興味がある分野について幅広く学べる教養学部への進学も検討しています。

 

 興味深かった授業は1Aの「翻訳論」です。内容はアーサー王伝説を題材とした、過去から現代までの数々のテクストを読んでいって、物語の描かれ方の変化から当時の社会の状況や筆者の属性を理解していく、というものでした。理系の授業を受けてきた自分にとっては楽しい経験でしたし、授業内の議論で先生が考えていないような視点からの意見が出たときには、学生でもそのような意見が出せるんだと目が開かれたような気持ちになりましたね。一方で、数学の授業は高校と比べて先生の話す内容が格段と高度になり、理解するのに苦労しましたし、必修ゆえのプレッシャーもあって精神的に苦しかったです。2Sでは進学を検討している学科の内容に近い授業を受けて、志望する学科を絞っていきたいですね。

 

 大学生になるとやりたいことが増えてきて、何でも自分でやろうとすると限界が来てしまいます。履修に限らず、人に頼ることを怖がらないでください。

 

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