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2022年4月19日

東大、京大と共通のオンライン授業を開講

 東大教養学部と理化学研究所(理研)数理創造プログラム、京都大学理学部は4月1日、両大学の学部生を対象とした数理科学に関する共通のオンライン授業を4月から開講すると発表した。大学の境界を越えて早い時期から現代科学の最前線を学ぶことで、創造的な人材育成につながることが期待されるという。

 

 東大では、前期教養課程の学生を対象とした学術フロンティア講義「数理科学の研究フロンティア:宇宙、物質、生命、情報」として開講。受講者は、数理科学の観点から宇宙の起源や情報と人工知能など現代科学の最前線について学び、所属する大学で単位認定を受けることができる。講師には東大、京都大学の教員に加え、理研を含む研究機関の若手研究者を招く。

 

 理研数理創造プログラムは、2018年から東大大学院数理科学研究科と提携して教養学部で連続講義を開講してきた。授業のオンライン化を受けて京都大学も加わり、大学をまたいだ授業が実現した形だ。

 

 森山工教養学部長は「学部教育の先進化、機関をまたぐ教育の横展開の活性化、教育のDX推進などの諸観点から、この取り組みが大きな成果を挙げるものと確信しています」とコメントしている。

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