2024年1月14日

東大の留学事情は?世界情勢への向き合い方は? 1月号「留学準備特集号」の見どころを一挙紹介

 

1月号「留学準備特集号」 見どころ一挙紹介!

 

 明けましておめでとうございます。本年が皆様の新たなスタートを切る年となるように願ってやみません。

 東大新聞では1月号を「留学準備特集号」と題して東大における留学制度や、内外の留学事情などをとり上げます。更に渡航にあたっての懸念点となる昨今の緊迫する海外情勢への展望を東大教員に聞きました。

 こちらのページでは1月9日発行の「留学準備特集号」の見どころを一挙に紹介します!

 

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王欽教授インタビュー

 中国、米国を経て東大で教壇に立った王欽(おうきん)准教授(東大大学院総合文化研究科)は、中国近現代文学を学び日本のサブカルチャーへ関心を寄せている気鋭の研究者です。現在の研究の視座や緊迫する国際情勢に対しての展望を聞きました。

 

留学の「手続きが面倒くさい」を乗り越えるために 学生の言い分・本部の対策

 東大生の留学への関心は高まっており東大側も様々な留学制度を提供していますが、一方で学生からは「留学情報が分かりづらい」という声もあるようです。各留学情報の長所と短所を紹介するとともに、留学支援団体「東大留学GoGo」を立ち上げた高橋誠さん(工・3年)と東大国際教育推進課への取材を通して「分かりづらさ」の要因を探ります。

 

留学生が語る東大生活 研究、コロナ、カルチャーショック

 東大は世界中各地の留学生を受け入れているが、実際のところ留学生はどのような生活を送っているのでしょうか。新型コロナウイルス感染症による隔離や行動制限の影響を含め、2人の博士号取得予定者に話を聞きました。

 

仏教国ミャンマーを揺るがすクーデター 失望と民主化の芽生え

 21年2月1日のクーデター以降国軍が政権を握るミャンマーは仏教国としても知られています。ミャンマーにおいて仏教とは何か、仏教と政治・民主化運動は現在、そして歴史的にどのような関係にあるのか。ミャンマー仏教を専門とする藏本龍介准教授(東大東洋文化研究所)に聞きました。

 

世界へ飛び立て!今昔あちこち留学体験記

 米国・インドネシア・フィリピン・トルクメニスタン・イランといった地域への学生・教員の留学体験の寄稿をまとめました。留学先としてメジャーな地域からマイナーな地域までを揃えていますし、学部留学と研究のための留学の比較や、昨今の留学事情と一昔前の留学事情との比較にもなります。

 

歴史を見ると「二外」の謎が解ける? 歴史言語学で見る初修外国語

 東大前期教養課程において必修の第二外国語ですが、学習を進めていくと一見、不条理・不規則に思えるような現象に出会うことも。それらはその言語単体ではなく、他の言語とも関連した「規則的な」変化に関わっていることがあります。歴史言語学などが専門の小林正人教授(東大大学院人文社会研究科)への取材などから、第二外国語の「なぜ」を解き明かしていきます。

 

1月号発行責任者より

 パンデミックも落ち着きを見せ、世情では渡航需要が高まりつつありますが、未曽有の円安傾向は、これを脱する気配もなく物価高は収まっていません。留学など渡航を見据えるにあたってのハードルは依然として高いままであると言えます。

 また、昨今は国際情勢の悪化や情報の著しい錯綜が起こっており、多くのメディアが連日のように緊迫する状況を伝えています。こうしたことも移動への心理的負担を増大させているでしょう。状況や関係性の変遷は今世紀に入って一足飛びに過熱化しており、SNSの出現と普及によって情報が手に入りやすくなったかと言えば決してそうではなく、むしろそれによる流動性の発達によって悪化しているとも考えられるでしょう。

 とはいえ、未知の世界へ飛び込んでいくのに不安が伴うことは今も昔も変わりなく、時代ごとの困難に各人が向き合いながら次なる道を模索していったはずです。かつて留学した人々・現在それを経験している人々が、都度毎の状況にどのように向き合い、そしてどのように道を切り拓いていったのか。更には、今、我々の眼前に展開されている状況にどのような視座を持っているのか、持つべきなのか。そうした情報をお伝えしたいと思い本号の発刊に至りました。本号が皆様の留学や渡航、またはこの混迷を極める現代社会と対峙(たいじ)する上での一助となれば、それに越したことはありません。(1年・高橋潤)

 

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