スポーツニュース

2014年9月26日

七大戦準優勝 東北大と接戦の末

第53回全国七大学総合体育大会(七大戦)は14日、全競技日程を終了した。前回総合4位の東大は総合2位。終盤まで首位だったが東北大学に逆転を許した。東北大は連覇を達成し、11回目の総合優勝を果たした。今回の主催校(主管校)は京都大学で、東北大は前回に続き、非主管校として総合優勝した。

東大は全42競技種目(男女別)中23競技種目の集中する7、8月中首位を貫き、全競技日程で最後の四つの競技が終わる14日までも首位だった。しかし東北大が卓球男子・卓球女子・自動車・体操の全競技で3位以内に入り、一気に逆転。東大は首位を譲った。

運動会総務部は最後に優勝を逃したことへの悔しさをにじませた上で「東北大が強過ぎた」とコメント。東大は総合得点で前回優勝した東北大の216点を上回る220点を獲得するも、224点の東北大には及ばなかった。

運動会総務部は、東大が連覇した競技が一つのみだったことを敗因の一つに挙げた。東大が優勝したのは航空・空手道男子・少林寺拳法・硬式テニス男子・競泳女子・剣道男子・硬式野球の7種目。前回に引き続き優勝したのは少林寺拳法のみだった。

東北大は、大阪大学で開催された前回に続いて主管破りを果たした。主管校は毎年7大学の持ち回りで、非主管校が総合優勝することを主管破りと呼ぶ。

東北大が主管校の、次回の大会には東北大初の3連覇がかかる。過去に3連覇を達成しているのは、東大と京大のみ。7大学で唯一、主管破りを許したことがない東北大での大会について運動会総務部は「3連覇した経験のある東大こそが東北大の初3連覇を阻止し、今回の雪辱を果たしたい」と意気込みを語った。

次々回の大会は東大で開催される。運動会総務部は「2年後に向けて、大学全体で応援ムードを高めていきたい」とコメントした。

(文 編集部)

この記事は、2014年9月23日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。

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