LATEST NEWS 2020年7月4日

情報理工 ポスト・コロナ社会に向けて提言「もとのシステムに戻さない!」

 東大大学院情報理工学系研究科は「ポスト・コロナの新たな情報化社会へ向けての提言」を25日に公表した。情報理工学系研究科は7月4日に研究者8人でこの提言に関するシンポジウムを開催。今後も産業界や官公庁、学生などを交えて議論を重ね、第2次提言を取りまとめるとしている。

 

 情報理工学系研究科は提言の骨子として10本の柱を挙げた。その中でも、①「もとのシステムに戻さない!」ではコロナ禍の収束に伴い、コロナ禍を機に進展したデジタル化・オンライン化が後退してしまうことへの懸念を表明。②「新しいKPI(重要業績評価指標)の導入」では、これまで重視された短期利益よりも相互利益や柔軟性などを重視することの重要性を強調している。④「人材育成:新しい社会を先導する人材の育成」ではさまざまな世代における情報教育の実施が提言されている。

 

 提言を取りまとめた研究者らによると、コロナ禍はオンラインでの活動を支援する技術の改良と進歩を加速させた。一方で、コロナ禍によってこれまでの社会が抱えていた情報インフラの脆弱性(ぜいじゃくせい)、個人情報保護、物理的な面談を前提としたビジネス慣習などの問題も明らかになったという。提言では、社会は新型コロナウイルスと共生しつつあるが、コロナ禍後の社会においてコロナ禍を機に実現した新しい活動形態を維持・進化させていくことが必要だとされている。


この記事は2020年6月30日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を掲載しています。

ニュース:コロナで止まる国際交流 今後の対応の見通しは
ニュース:甘味の好みを決定する遺伝子領域発見
ニュース:前期教養課程、一部で対面試験を検討
ニュース:総合図書館 9月に3週間程度臨時閉館
ニュース:新型コロナ感染モデルにハムスターが有用 研究の大幅進展に期待かかる
ニュース:新型コロナ 企業内の実施対策数が仕事の能率に影響か
ニュース:情報理工 ポスト・コロナ社会に向けて提言 「もとのシステムに戻さない!」
企画:おうち時間に音楽はいかが? 音楽サークルによる曲紹介
WHO,ROBOT:第4回 新しい身体が広げる可能性 テレイグジスタンスって?
教員の振り返る東大生活:伊藤徳也教授(東京大学大学院総合文化研究科)
サーギル博士と歩く東大キャンパス:番外編
東大CINEMA:『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
キャンパスのひと:林悠游さん(理Ⅱ・2年)

※新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、STORES.jpのオンラインストアを休止しております。申し訳ございません。
定期購読の方には登録されたご住所に届けられますが、物流の混乱で遅れが発生する場合がございます。

同じ記者の記事

関連記事

合わせて読みたい

COLUMN 2020年06月01日

新歓の新たな可能性 新型コロナウイルスとサークル新歓

COLUMN 2020年05月22日

トイレットペーパーなぜ消えた?新型コロナウイルス感染拡大での集合心理を分析①【社会心理学編】

NEWS 2020年05月27日

新型コロナ ネコの間で容易に感染 明確な症状は出ず

NEWS 2020年06月05日

アビガンの基本骨格 従来より高効率に合成

NEWS 2020年05月15日

東大、二つの新規支援策を含む「緊急学生支援パッケージ」を発表

TOPに戻る