2017年12月13日

【2017年11月アクセスランキング】東大生の「銀行志向」に関心

インタビューに応じる加藤教授(左)と東大生の銀行就職が多いことを伝える本紙記事

 

 東大新聞オンラインで11月に公開した記事の11月中のアクセスランキングを調べたところ、1位は銀行に就職する東大生の多さの理由を探る記事だった。銀行が東大生に人気である要因には、新卒採用が多いという銀行側の事情に加え、学生にとっては多くの東大卒業生が勤務しているという心強さがあることも考えられる。銀行志望の学生からは他にも「収入や社会的評価が高い」「同じ価値観を持つ人が集まっていそう」といった声が聞かれた。

 

 2位は10月22日の衆議院議員選挙について、本社が東大生341人を対象に行ったアンケート調査の結果を分析する記事。この調査で「投票した」と回答したのは全体の約75%で、総務省が発表した約54%という全国の投票率を上回る。比例代表の投票先は自民党が最多で約52%と、全国での同党の得票率約33%より高い。投票先や重視する政策といった東大生の選挙動向に高い関心が向けられた。

 

 3位と9位には受験生向け書籍『東大2018 たたかう東大』からの転載記事がランクインした。3位の記事では近現代史を研究する加藤陽子教授(人文社会系研究科)に戦前日本の軍部と外交について取材。加藤教授は受験生に対し、受験勉強は必ず役に立つとのメッセージを送る。9位は失敗をどう生かすかを研究する「失敗学」の提唱者・畑村洋太郎名誉教授に、自身の浪人時代の経験を取材した記事だった。

 

 4位は、硬式野球部の秋季リーグ戦をデータから振り返る寄稿記事。公式野球部は今季、法政大学に連勝し15年ぶりの勝ち点を得た。この躍進の背景には、宮台投手の存在のみならず、打撃面での伸びがあると分析されている。

 

 5位には杉本雛乃さん(工・3年)がミス・インターナショナル日本代表に選ばれたことを伝える記事がランクイン。杉本さんは来年11月日本で開催される世界大会に出場する予定で、「日本代表として日本人の強さや美しさを披露したい」と意気込む。

 

 8位はPEAKと呼ばれ全授業が英語で行われる教養学部英語コースの利点と欠点について、実際に在籍する学生の意見をまとめた記事だった。多様な学生と出会える点が利点だが、選択できる授業の幅が狭く、興味に沿った履修をしにくい点が欠点だという。

 

【2017年11月アクセスランキング】

1       なぜ東大生は銀行へ? 過去のデータと志望学生の声から探る

2       衆院選×東大生 5割以上が自民党に 18、19歳と20歳以上で投票率に差

3       【東大2018⑤】集合知を支え得る歴史像を 加藤陽子教授に聞く歴史学の面白さ

4       東大硬式野球部はなぜ勝ち点を取れたのか? 秋季リーグ戦をデータ面から振り返る

5       ミス・インターナショナル日本代表に杉本さん 「日本人の強さや美しさを見せたい」

6       【ミス&ミスター候補者図鑑】駒場祭3日目開票 栄冠は誰の手に

7       アメフト   国士舘大に敗れ今季初黒星 「力負け」で大量53失点    

8       【東大PEAKに迫る①】PEAK生が語る、制度の利点・欠点とは?

9       【東大2018③】東大教員の受験体験記 浪人は努力を学んだ、かけがえない1年

10      東大ガールズハッカソン2017 東大女子26人が2日間プログラミングに向き合う

 

※当該期間に公開した記事のみを集計

 

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