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2022年7月17日

進学選択第1段階 文Ⅰ→法 7割切る 養・理は回復傾向

 

 2023年度進学選択の第1段階志望集計表が7月6日に発表された。法学部志望者の減少傾向が続く一方、昨年度志望者数が減少した教養学部や理学部は回復を見せた。今後は8月19 〜24日の志望変更期間を経て、30日に第1段階の進学内定者が発表される。(記事末尾に全学部の主要科類からの志望者数の推移を掲載)

 

*グラフは東大が発表した資料を基に東京大学新聞社が作成

 

法学部

 

 文Iからの志望者は全科類枠を設定した08年以降、初めて300人を下回る285人(昨年度比32人減)。08年以降、最小だった昨年をさらに下回った。文I全体のうち、法学部を選択した人の割合も70%と5年間で12.2ポイント減少した。文I以外からの志望者も昨年度比で5人減少した。

 

文I生の法学部志望者の割合の推移

 

経済学部

 

 指定科類の枠が11人減少した文IIからの志望者は261人で、昨年度から23人減少した。さらに理Iからの志望者は9人(昨年度比16 人減)、理IIからの志望者も14人(昨年度比7人減)と指定科類枠の志望者が全体的に昨年度を下回る結果になった。

 

教養学部

 

 学部全体の志望者数は185人(前年度比29人増)と、志望者が激減した昨年から回復傾向を見せた。教養学科超域文化科学分科には昨年度から67%増の60人が殺到。本年度から新たに進学選択の対象となった統合自然科学科スポーツ科学コースは定数の3人を上回る6人の志望者を集め東大の歴史に新たなページを刻んだ。

 

 

超域文化科学の志望者数の推移

 

理学部

 

 理Iからの志望者は226人(昨年度比21人増)、理IIからの志望者も97人(昨年度比7人増)と全体的に増加した。志望者が10%以上減少した昨年度から、21 年度進学選択並みの水準へと回復傾向を見せた。

 

農学部

 

 志望者数は201人(昨年度比6人減)と学部全体では3%ほどの減少に留まったが、メインとなる理IIからの志望者は145人(昨年度比 22 人減)と約 13%減少。一方理II以外からの志望者は56人(昨年度比16 人増)と逆に増加を見せるなど、対照的な結果が見受けられた。

 

 8月30日の進学内定者発表で進学が内定しなかった進学選択対象者は、進学選択第2段階へ進む。第2段階は8月4日〜9月2日に志望登録が、9月20日に進学内定者発表が行われる。進学選択の最終段階である第3段階は9月20〜21日に志望登録が行われ、28日に内定者発表となる。

 


 


各学部の志望者数の推移

 

 

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