SPORTS 2017年5月4日

アメフト部 1部上位「TOP8」所属の明大に歯が立たず0―34で大敗

 アメリカンフットボール部(関東学生1部リーグ)は5月3日、オープン戦第2戦を明治大学(関東学生1部リーグ)とアミノバイタルフィールドで戦い、0―34と大敗した。東大はオフェンスが試合を通じて3度しかファーストダウンを更新できず、ディフェンスも要所で粘り切れなかった。オープン戦第3戦は13日午後4時15分から、京都大学(関西学生1部リーグ)と戦う。

 

東 大| 0 0 0 0 | 0

明 大| 0 14 0 20 | 34

 

 1部下位リーグBIG8に所属する東大にとって格上となる1部上位リーグTOP8所属・明大との戦いは、攻守で実力不足を痛感する一戦となった。東大は序盤から自陣に攻め込まれる苦しい展開。最初のピンチは相手のフィールドゴール失敗で切り抜けたものの、リスクを恐れずにギャンブルを仕掛ける明大の攻撃を止められず、第2クオーター(Q)に入ったところでタッチダウン(TD)を奪われる。一方のオフェンスはほとんどの場面でランプレーを選択するも、前半でファーストダウンを更新できたのはクオーターバック(QB)の松下嶺選手(育・4年)が自ら約30ヤードを走った1回のみと相手ディフェンスを突破できない。第2Qにもう一度TDを許し、14点差で前半を終える。

 

第1Q、自らボールを持って走り、ファーストダウンを更新したQB松下選手(撮影・児玉祐基)

 

 後半に入って最初の相手の攻撃はミスもあって無失点でしのぐも、オフェンスの淡白な攻撃が続き流れを呼び込めない。明大は第3Q終盤からの攻撃で力強いランや身体能力を生かしたギリギリのパスで前進し、最後はフリーになった選手へのパスでTDを奪うと、第4Qからは交代した1年生QBが長い攻撃をTDに結び付ける。一方の東大はパスもレシーブもミスが相次ぎ、ランは読まれて止められるという悪循環に陥る。点差が開いた後の最後の攻撃でパスを3回成功させて敵陣まで攻めるのがやっとで、試合を通じてファーストダウンの更新が3度、敵陣に入ったのが2度と歯が立たず完封負けを喫した。

 

(文・竹内暉英)

 

第3Q、東大のディフェンスを振り払って走る相手ランニングバック。この試合、相手の力強いランに苦しめられる場面が目立った(撮影・児玉祐基)

 

◇森清之ヘッドコーチの話

 

――今日の試合を振り返って

 こんなスコアになるということは、オフェンスもディフェンスもキッキングも全て負けているということなので、もう完敗です。やっぱり弱くて下手だからこういう結果になると思うので、強く、うまくならないといけない。

 

――今年からヘッドコーチに就任してチームに感じたことは

 選手はよく頑張っているが、頑張る方向性が良くない。戦術・技術・ミーティングと、全てにおいてもっと自分で考える必要がある。なんとなく今までこうやってきたからそのままというところを変えることと、もう一つは「これで良し」というレベルをもっと高くしないとなかなか上にはいけない。

 

――チームを指揮する上で心掛けていることは

 最初に選手に言ったのは、「TOP8で戦うためにスタンダードを上げること」。チームとしてはTOP8で優勝争いができるレベルに持っていくことが目標だけど、それは今のままでは全然できない。本当にそのレベルに行くんだというところがまだ足りないし、心の中で「まだ無理かな」と思っている部分があるんじゃないかな。

 

――課題はどこにありますか

 自分がうまくなるように具体的に考えて一つずつ練習してやっていくことと、本当にTOP8で優勝争いするレベルに行くんだと思うことが必要。技術もそうだし体格もそうだし頭も取り組み方もメンタルも全てが課題だが、全てが駄目だといっていても変わらないので、一つずつ具体的にやっていかないといけない。

 

――良かった点は

 細かいこのプレーは良かった、というのはあっても、TOP8の優勝争いというスタンダードからいったらほぼ皆無です。

 

――次戦以降への意気込みを

 次の試合がどうこうではなく、明日からしっかり練習して、どれだけ秋のシーズンが始まるまでに強くなるかということですね。

 

◇遠藤翔主将(経・4年)の話

 

――今日の試合を振り返って

 オフェンスがディフェンスの足を引っ張ってしまったと思います。ディフェンスは粘りを見せていましたが、オフェンスがすぐに相手にボールを渡してしまう展開の中で待ちきれなくなってしまいました。反則があったりパスを捕れなかったりラインがヒットしに行けなかったりと、各ポジションの選手が役割を果たせませんでした。2年生がいいプレーを見せていたのは良かったです。

 

――主将になって心掛けていることは

 自分は先頭で引っ張るタイプではないので、下級生とコミュニケーションを積極的にとるなどチームに目を向けて並んで走って行ける主将になっていけたらと思っています。

 

――監督・ヘッドコーチが変わってチームに変化はあったか

 監督が役員を務めているドームという会社の援助でトレーニングジムを使わせてもらったりサプリメントを提供してもらったりと、環境は良くなっていると感じます。森ヘッドコーチはよく「何をやるかではなくどこまでやるかが大事」とおっしゃっており、これまでと同じ練習でもどこまで突き詰められるかにこだわらないといけないと思います。

 

――課題が積み重なる中で一つ重要なことを挙げるとしたら

 森ヘッドコーチには4年生が本気になりきれていないと指摘され、チームの先頭に立つ選手がそういうことを言われてしまったのはすごく情けないと思います。4年生が変わらなければ下級生も変わらないので、取り組みを一から見直します。

 

――次戦以降の意気込みを

 こういう結果が出て今までの取り組みは甘いと証明されました。秋に向けて取り組みを変えるのは今がラストチャンスなので、敗戦を真摯に受け止めていいチームに作り替えたいと思います。

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