COLUMN 2016年2月1日

東大受験本番の思い出③ 散々だった受験本番。そんな僕でも受かる

いよいよ二次試験まで残り24日だ。6日間連続で6人の現役東大生に受験本番での経験を語ってもらっている。今日は、文科三類の1年生(当時)だ。

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 準備は割としたつもりでも、やはり緊張が収まらない。受験生はみんなこんなものなのだろうと思い込もうとしました。集団でけらけら笑っている有名進学校とおぼしき集団。彼らもまた、自分たちなりの方法で平静を保とうとしていたのかもしれません。

1日目の午前中は国語。得意教科ではあるものの、文系学生との差はつけ難いので、どうなることかと思いつつも、無難に終えられました。 しかし午後の数学は、結果を決すると言っても過言ではないほどの苦手科目でした。少しコツがつかめてきたのも2月末。模試の得点は10点代から30点代までをさまよっていました。 かといって、ここまで来たらどうしようもないと、思い切って昼休みはキャンパス内を散策。数少ない知人と談笑して気を紛らわしていたものの、やはり何だか物足りない気持ち。受験は最悪だな、と思って教室に戻りました。

「始め」という試験監督者の声におののきながらページを繰ったはいいものの、第1問以外は完答できそうな問題がまるでない。「部分点で30点取りたい」。頭の中で何度も連呼しましたが、ペンは空を切るばかり。思いつく限りの公式や推論を書きまくった答案用紙も、かなりの余白を残したままでした。 解けそうに思えた第1問も、外せるはずの根号が外れない。計算が合わない。焦りのためか、ひどい手汗で答案用紙が湿ってしまいました。そうこうしているうちに無慈悲にも試験終了の声が教室に響き渡りました。東大受験もおしまい。 その日は帰宅して即寝込みました。2日目の教科だって周りと差はつかない。もうだめだと思いながら。 2日目も特段の手応えなく終え、もう私大に行く心づもりをしていました。何度も点数のシミュレーションをしましたが、どう計算しても受かるはずがないことを確認することの繰り返しでした……。

そんな僕でも受かるのだから、頑張れ受験生! (文Ⅲ・1年:取材当時)

次回も東大生に受験本番での経験を聞きます。

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