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2017年11月22日

18年度入試募集要項発表 TLPに韓国朝鮮語 理Ⅲは出願時に志望理由書提出

 東大は13日、2018年度前期試験の募集要項を公表し、英語・日本語を含む3カ国語を使いこなす学生を育てるトライリンガル・プログラム(TLP)に18年度から韓国朝鮮語コースを新設すると発表した。面接導入が決まっている理Ⅲへの志望者に、出願書類として志願理由書の提出を求めることも明らかにした。

 

 TLP韓国朝鮮語コースのカリキュラムの詳細は発表されなかった。TLPは13年度に中国語コースが開設され、16年度からドイツ語・フランス語・ロシア語コースも設置されている。

 

 理Ⅲ志望者に求められる志願理由書では、所定の用紙に200字以内で志願理由と自己アピールを記入。任意記述の賞罰記入欄も設けられている。東大の担当者は同日の記者会見で、志願理由書の記述内容は面接に利用し、合否判定では志願理由書と2月27日実施の面接の内容が総合的に判断されると説明。7月には、学力試験の結果にかかわらず面接の結果で不合格となる場合がある一方、学力試験で合格最低点を下回った場合、面接の結果で補って合格させることはないとしていた。

 

 本年度から実施されている、自宅からの通学が困難な女子学生への家賃支援を来年度も継続することも13日の記者会見で明らかにされた。詳細は18年1月中旬ごろ、東大の公式ウェブサイトなどで公表される。今年度は約100室のうち実際に入居した部屋が80室ほどにとどまったが、来年度も部屋数や自宅から駒場Ⅰキャンパスまでの通学時間が90分以上という対象者に変更はない。


この記事は2017年11月21日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナル記事を掲載しています。

 

 

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