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2019年7月5日

駒場第一グラウンドで改修記念式典 五神総長ら出席

 駒場第一グラウンドで6月22日、今年4月に完了した全面改修の記念式典が開催された。五神真総長や太田邦史教養学部長、日本陸上競技連盟の横川浩会長らが出席した。

 

 

参加したOB・OGや陸上運動部員ら(撮影・渡邊大祐)

 

 同グラウンドは駒場Ⅰキャンパス内にあり、1964年の東京オリンピックでは練習場となるなど、学内外に活用されてきた。94年に全天候型に改修されたが、傷みが目立つようになったことから2015年に改修プロジェクトが開始。陸上運動部OB・OGなどから寄付を集め、6レーンから7レーンへのレーン数の拡張や国際的な基準に合わせたレーン幅の変更などが行われた。今後は引き続き、日本陸上競技連盟公認競技場として大会にも利用される。

 

 五神総長は式辞の中で、「高齢化の中、健康増進のためにスポーツ振興が担うべき役割はこれまで以上に拡大している。東大が目指すスポーツを通した学生の人間的成長に役立てられることを期待する」と述べた。さらに陸上運動部のOB・OG組織に当たる東大陸上運動倶楽部の室城信之理事長は「箱根駅伝に近藤秀一選手(総合文化・修士1年)が出場したり、三宅功朔選手(薬・4年)が日本選手権出場を決めたりと、東大陸上運動部の力は強くなっている。新しいグラウンドで練習を積み、さらに飛躍することを期待する」と述べた。

 

壇上でスターターを務める五神総長(撮影・渡邊大祐)

 

 式典では、五神総長や横川会長がスターターを務めて100m走と4×100mリレーのデモンストレーションが行われた。4×100mリレーには、箱根駅伝出場を果たした東大陸上運動部OB4人のチームも登場。近藤選手が、1984年に東大として箱根駅伝に出場したOBらと35年の時を越えてたすきをつないだ。他にも出身地別のチームなど計7チームが、改修を終えたグラウンドでの走りを披露した。

 

リレーでアンカーを務めた近藤選手がゴールを決めて笑顔を見せる(撮影・渡邊大祐)

 


この記事は7月2日号の拡大転載版です。本紙では他にもオリジナル記事を公開しています。

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